50代、55歳で早期退職した私。
仕事を再開するまでの時間があるうちに、「機会があれば行ってみよう」と思っていた場所を巡ってみようと思っているのであります。


今回は、10年以上ずっと行きたいと思っていた、東京都府中市にある大國魂神社の「すもも祭」に行ってきた編。
この「すもも祭」は毎年7月20日、1年に1日だけ開催されるお祭りです。
日にちが固定されているので平日になることが多く、なかなか行くことができなかったのですが、会社を辞めたから平日でも行ける!
今年こそ行くぞ!
……と意気込んでいたら、今年の7月20日は土曜日。
平日の方が空いているのに、なぜ今年に限って土曜日なのだ!
……とブツブツ言いながらも、これを逃すとまた1年先になってしまうので、混雑具合に若干の不安を抱きつつ思い切って行くことにしたのでした。
悪疫防除、厄除、そして幸福祈願。(主に愛猫のね)
すもも祭とは。
大國魂神社のHPには、「すもも祭」について以下のように説明されています。
夏の風物詩として、近郷近在の人々より親しまれている『すもも祭』は毎年7月20日に斎行されます。その起源は源頼義・義家父子が、奥州安倍氏平定(前9年の役)途中、大國魂神社に戦勝祈願をし、戦に勝ち凱旋の帰途、戦勝御礼詣りのためこの祭が起こりました。その際神饌の一つとして李子(すもも)を供え、境内にすもも市がたつようになったのが、この祭りの名前の由来です。
(中略)
当日神社では五穀豊穣・悪疫防除・厄除の信仰をもつ「からす団扇」「からす扇子」を頒布しています。この扇を以て扇ぐと、農作物の害虫は駆除され、又病人は直ちに平癒し、玄関先に飾ると魔を祓いその家に幸福が訪れるといわれ、これを受ける人達で境内は終日賑わい、参道には李子を売る店をはじめ多数の露天商が軒を連ねます。
ここに書いてあるようにお祭の大きな特徴は、
- 「からす団扇」「からす扇子」が頒布されること
- すももを売るお店が並ぶこと
です。
そして私がなぜ10年以上もこのお祭に行きたいと思っていたかと言うと……
実は私の愛猫の名前が「すもも」だからなのです。
そんなしょーもない理由ですみません。
愛猫の厄除けをして長寿を祈願したかったのです。
親バカですみません。
新宿駅から府中駅へ。
私、たぶん府中に行くのは初めて。
都営地下鉄・大江戸線で新宿駅まで行き、京王線に乗り換えて府中駅まで行ったのですが、新宿駅って本当にわかりにくい。
しかも京王線と京王新線があって、間違った方に行くとぜんぜん違う電車しか走っていないというのが、実にわかりにくい。
新宿で迷わない人だったら、どこの国に行ってもスムーズに電車に乗ることができると思いますよ。
スマホや乗換案内アプリが無い時代だったら、私は一生たどり着けませんよ。
……なんてことをぶーたれながらキョロキョロしつつ京王線のホームに到着。
府中駅まで20分ほど立ったままだろうと覚悟していたのですが、ちょうど八王子行きの特急電車が到着したばかりで座ることができました。
府中駅から大國魂神社へ。
初めて降り立った府中駅前の大通りは、ポプラ並木が続いていてなかなかステキな雰囲気。

駅前の大型スーパーも、すももを売る屋台を出店。

駅から5分ほど歩くと大國魂神社が見えてきます。

大國魂神社って、テレビやラジオのCMでその名前をよく耳にしていましたが、こんな感じの所なのね。

大國魂神社の境内へ。
神社本堂近くに、すももを売る屋台が並んでいました。

かき氷も名物になっているらしいです。

そしていよいよ参詣。

お参りをする前に「からす団扇」を購入することにしたのですが、結構な行列。


私は午前11時30分頃に行ったのですが、この時はこの行列。
でも、お参りを終えた10分後はガラ空きでした。
タイミングが悪かったのかしらん。
ネット情報によると午後から混み始めて、夜にはかなりの混雑状態になる模様。
団扇も扇子もそれぞれ大と小サイズがあります。

私は団扇の小サイズを選択。
団扇を手に入れた後、お参りをするためにまた行列に並びました。

初詣では家族たち全員のことを祈願するのですが、今回に限っては愛猫すももの健康長寿だけを祈願。
なにせ「すもも祭」だし。許してちょ。
まとめ。
愛猫すももが我家に来てから12年。
「すもも祭」の存在を知ってから11年。
やっと念願がかなって団扇とすももをGETしてきたよ。

……と、すもも様に報告。
団扇は玄関に飾ると厄除けになるとのことなので、早速飾っておきました。
そして甘酸っぱいすももは美味しくいただきました。(いただいたのは猫の方じゃありません)
私は今回のお祭のことを愛猫の名前がきっかけで知りましたが、たぶん訪れる人の殆どは地元の人で、東京都民でもあまり知らないようなマイナーなお祭かと思われます。
でも、なかなか興味深ふございました。
探せば東京にはほかにも季節感あふれた面白いお祭がたくさんあると思うので、混雑をおそれずに巡ってみようかな。
(できれば新宿駅経由じゃない場所がいい)

