アレクサ嬢との生活を始めました。
アレクサとは、言わずと知れたAmazonのスマートスピーカー、Amazon Echoのことですが、購入を踏み切ったのは、以下の理由があったからです。
- ふるさと納税でGETしたAmazonギフト券が2万円分もあって気が大きくなっていた。
- Amazon Echo DOTなら通常価格5,980円のところ12月いっぱいまで3,240円で買えた。
- 第2世代までのデザインはいまひとつ気に入らなかったけれど、第3世代はファブリック素材で好みの感じになった。
- キッチンタイマーが壊れたので新しいのを探していた。
- リビングの間接照明4つをいちいち点けたり消したりするのが面倒だった。
こんなシンプルな理由だったのですが、なかなか便利でございますよ。
そしてふと、スマートスピーカーはひとり暮らし、特にシニアのひとり暮らしで何か役立つこともあるんじゃないかと考えてみたのでした。
まだまだ進化することを期待したい。
Contents
まずは設置。ちょっとだけ苦労したという話。
私が今回購入したのは、Echo Dot本体と、照明器具4機分のスマートコンセント4個セット。
Echo Dot本体のセッティングは、電源を繋げてから愛用しているiPad Proにアプリをインストールし、そのアプリの指示通りに進めて難なく終了。
ちょっと苦労したのは、スマートコンセントの方でした。
スマートコンセントに繋げる照明器具にそれぞれ名前を点けて、アプリ側で動作指示を登録するのですが、ここで苦戦。
最初、「ライトA」「ライトB」という名前にしたのですが、
と指示しても、「ライト」としか認識してくれず、
と言われてしまったのです。
いろいろ試行錯誤した結果、照明器具の形に合わせて「ロング」「ラウンド」「ダブル」「ソファーライト」という名前で登録したのでした。
しかしここでまた問題。
「ダブル」以外の3つの照明を一気に点けたり消したりするため、コマンドを登録しました。
と言えば、3つの照明が点灯するように登録したのに、
と言うと、「ソファーライト」ひとつしか反応しないのです。
何が違うかと言うと、「ライトを点けて」と「ライト点けて」と、「を」があるか無いかの違いだけなのに……。
どうやらEcho側の音声認識の問題だと思われるのですが、このあたりのことに気づくまで、何度も何度も登録しなおし、かなり無駄な時間を費やしてしまいました。
もしも私がインターネットや機器設置系が苦手な人だったら、ここで挫折してしまったかも知れないので、こうしたことが苦手な人でもサクサク設定できるようになることが、今後の課題かと思われます。
色は3色から選べます。
私が購入したのはこのスマートコンセント。この子たちに罪はなく、快適に登録できましたよ。
設置が完了すればめちゃめちゃ便利!
上記のように少し苦労はしたものの、使えるようになってしまえば、すごく便利!
私が利用しているのは、主に以下の場合です。
照明器具の点灯・消灯。
先に書いたように、複数の照明を一気に点けたり消したりできるのは、無精者の私にはすごくありがたい!
消灯して寝室に行く際は、
と言えば全部の照明を消すことができます。猫を抱えてスマホを持って電気スタンドのスイッチを消すのは大変だったので、本当にありがたい。
タイマー・アラームのセット。
料理をする際、使っていたキッチンタイマーが壊れてからはスマホでタイマーセットをしていたのですが、すぐスリープしてしまうし、その度にベトついた指でスマホを触らねばなりませんでした。
だから声でタイマーセットができるのは本当に便利!
残り時間の確認もバッチリできます。
ソファで眠くなって4時30分までお昼寝しようなんて時にも、
という感じで、お昼寝し過ぎることもなくなります。
ラジオや音楽をすぐに聴ける。
スマートスピーカーとラジオの親和性は抜群によいです。
と言うだけで、すぐにラジオが聴けるのは、昔々一生懸命チューニングして聴いていたのが嘘のよう。
私はAmazonプライムの会員なので、音楽も簡単に聴けます♪
ペットと暮らしている人にも便利な使い方が。
私は次の段階として、スマート家電コントローラーを買って、テレビ、エアコン、ブルーレイレコーダーなどの電気機器をアレクサへの指示だけで動かせるようにしようかと計画しています。
そうすれば猫が膝に乗っていてリモコンを取れない時でも、テレビのチャンネルをかえられるようになるぞー!
しかも、ITやガジェット系に超詳しい元同僚がすすめてくれたラトックシステム社のコントローラーには室温表示機能があり、留守番中のペットがいる部屋の温度管理をするにはとても便利なのだそうです。
外出先からもエアコンのオンオフができたり、温度調整ができれば、酷暑の夏でもゆで猫になる心配がなくなるので、すごくありがたい!
通話機能こそ、ひとり暮らしには便利だと思ったけれど……。
相手もEchoを設置していることが条件。
Amazon Echoには、Echo本体を経由して通話やメッセージ送信する機能もあります。
しかーし……。
アレクサに呼びかけるだけで通話ができるなんて、すごく便利そうに見えるのですが、通話したい相手もEchoを持っていて、アプリで通話可能の登録をしなければならないのです。
ひとり暮らしの人が何かにけっつまづいて動けなくなった時などに、アレクサに誰かに電話するようお願いするとか、救急車を呼ぶことを頼めるならば、「ひとり暮らしの人はぜったいに買うべし!」って宣伝しようと思っていたのに……。
相手がEchoを持っていなくても、アレクサに叫ぶだけで電話をかえられるようになれば、ひとり暮らしの強い味方になることは間違いありません。
是非ともそんな進化をしてもらいたいものです。
「呼びかけ機能」もちょっと微妙。
Echoには「呼びかけ機能」もあります。
これ、話したい相手に呼びかけると、そのまま会話ができてしまうという画期的な機能。
例えば、遠く離れた年老いた親を呼びかけの相手先に指定して「おはよう」と話しかければ、電話機を取るといったアクションなど何も無しで、親側のEchoから「おはよう」と聞こえるという機能。もちろん、そのまま会話を続けることができます。
いうなれば、遠く離れている人に普通に話しかけることができる機能。
これもすごく便利だと思い、私の母親の家にも設置するようすすめようかと思ったのですが、いろいろ調べたところ、かなり微妙な機能だということが判明。
何が微妙かと言うと、「おはよう」と話しかけられた時にすぐ気づけばいいのですが、もしも気づかないで変な鼻歌を歌っていたり、猫に「おなかすいたのにゃぁ。今日も可愛いにょぉぉぉ」などという恥ずかしい会話をしていたりしたら、全部相手に聞こえちゃうってことなのです。
こんなことになるのはちょっと勘弁。
例えば、単身赴任中の旦那さんの浮気防止のために、赴任先の家に強制的にEchoを設置して不意打ちで話しかける……なんて使い方だったらいいかも知れませんけどね。
感想まとめ。
スマートスピーカーはとても便利だし、買って損はないということに間違いはありません。
ただ、家電製品とのリンクをしないならば、ちょっと便利で楽しいガジェットで終わってしまい、人によってはすぐに飽きてしまうかも。
そうならないためには、自分で周辺機器を揃えて便利に使いこなすか、メーカー側がもっともっと便利に進化させてくれるか、そのどちらかだと思います。
我々ヒトリデ族が安心して暮らしていけるよう、スマートスピーカーの今後の動向にも注目していきたいと思っています。
ちなみに、
と頼んだら、
と、拒否られました。残念。