残るは決勝と3位決定戦の2試合だけとなったラグビーワールドカップ(RWC)。
さ、さ、さ、寂しい……。
チケットを取って以来ずっと楽しみにしていた準々決勝2試合の観戦も終わってしまってかなり腑抜け状態になっているのに、すべての試合が終わったら重症なロス状態になりそうで自分で自分が心配。


ロスが重症化して何も書けなくなる前に観戦記をしあげておかないといけないので、今日はスタジアムで行われていた様々な余興・趣向についてご紹介します!
ワールドカップのホスピタリティは最高!試合以外の時間も目いっぱい楽しめる!
Contents
世界的なイベントにふさわしい趣向と演出が満載。
私は今回のような世界的なスポーツイベントを実際に観に行くのはほぼ初めて。
「ほぼ初めて」というのは、フィギュアスケートの世界選手権とかグランプリファイナルなどは観に行ったことがあるからなのですが、規模的にまったく違います。
「ワールドカップ」と冠が付いたスポーツイベントがいかに規模の大きいものなのかということはもちろん、運営母体が日本ではなく世界的な団体(アイルランドに本部があるワールドラグビー)なのだということ、世界的なお祭りなのだということを、スタジアムに行って実感。
それはテレビで試合の映像を観ているだけでも感じていましたが、スタジアムで行われる様々な趣向や余興からもこのイベントが世界規模のホスピタリティで運営されているということがわかり、いちいち感動してしまいました。
試合開始前の余興など。
試合開始前にもフィールドの内外で様々な余興が用意されていました。
和太鼓集団のパフォーマンス。
スタジアムの通路で和太鼓のパフォーマンスが行われていたのですが、これがすごくかっこよくて特に外国人たちがとても喜んでいる様子でした。
無料配布物のセンスが良い。
写真を撮る前にうっかり捨ててしまったのですが、無料で配布していた「TRY」と書かれたビニール製のごみ袋のデザインがなかなかステキでした。
テレビでもよく映っていたDHLのこの紙の扇子↓も嬉しい配布物。

ボランティアによる写真撮影。
いたるところでボランティアさんたちが大活躍。
オリンピックのボランティアになる予定の私としても、そのホスピタリティはとても参考になりました。
https://hitorideclub.com/olympic_fieldcast20191004
この四角い枠↓を持っているボランティアさんに声をかけると、こんな写真も撮ってくれます。(顔はお恥ずかしいので隠しました)

ホストシティパフォーマンス。
試合開始の1時間半前には、開催都市と連携して行われるパフォーマンスも。
私たちが観に行った10月19日(土)は調布よさこい実行委員会によるよさこい踊りのパフォーマンスが、20日(日)は和太鼓集団「風聚」による太鼓のパフォーマンスが行われました。
来場者全員によるカラオケ大会⁈
大スクリーンに映し出される歌詞を見ながらみんなで歌おう!というカラオケタイムもあったのですが、これが思いのほかとっても楽しかった!
#RWC2019 試合開始前の余興も楽しい!これは全員でカラオケを歌うというアトラクション。5万人近い人たちの大合唱はものすごい迫力!NZvsアイルランド戦ではスウィートキャロライン、日本vs南ア戦ではカントリーロード。日本人はあまり歌わないのでスウィートキャロラインの方がすごかった! pic.twitter.com/ZKKGQGIu5v
— はやしりえ (@hitorideclub) October 24, 2019
これは↑20日の日本vs南アフリカ戦の時の「カントリーロード」。
5万人近い人たちによる大合唱はすんごい迫力。
撮影しそびれたのですが19日のニュージーランドvsアイルランド戦の時は「スウィートキャロライン」。
なにしろアイルランド人たちのノリがすごかったので、「スウィートキャロライン」の大合唱の方が楽しかったかも。
ちなみに動画に選手たちも映っていますが、もちろん試合中ではありません。
練習中に観客の大合唱を聞くのってどんな気持ちがしたんだろうか?
TAIKO CAM(太鼓カメラ)。
このスクリーンに映し出されるTAIKO CAM↓もめっちゃ楽しかった!

観客が画面の太鼓を叩いているかのような動きをして遊ぶというものなのですが、ノリノリで叩いている人たちが映し出されると会場中が大盛り上がり。
面白かった~。笑った~。
試合中の余興など。
試合中の演出や趣向にも楽しいものがたくさんありました。
鳥肌!選手入場の演出。
選手入場の際に和太鼓の演奏と火柱が上がる演出があるのはテレビで何度も観て知っていましたが、実際にスタジアムで観ると太鼓の勇壮な音が魂に響き渡るようで本当にかっこよかった!
テレビで観るよりも何十倍もかっこよかった!
#RWC2019 選手入場のシーン。火柱と共に打ち鳴らされる和太鼓の音が魂に響くようで高揚感がハンパない。テレビで観るより何倍も素晴らしかった。開始前に通路で和太鼓パフォーマンスが行われていたりフィールドの大画面を使った太鼓ゲームがあったりと太鼓が各所で効果的に使われていた。 pic.twitter.com/eENdWBWrWO
— はやしりえ (@hitorideclub) October 24, 2019
試合中の各種あおり。
キックで試合が再開される時などに、
いよ~ぉっ!
という歌舞伎調の掛け声が入るのが気になっていた人も多いのでは。
あの掛け声、実は試合前に「大きい声で一緒に叫びましょう」と練習する時間があるのです。
そして掛け声が流れる度に大スクリーンには浮世絵の歌舞伎役者さんの絵が映し出されているんですよ。
そのほか、クイーンの「エーオ!」というコールや三三七拍子なども流れて、そのたびに会場中が大盛り上がりとなっていました。
効果的な音楽。
試合前後も試合中も音楽が効果的に使われていたことが印象的でした。
日本戦の時は「YMCA」を歌って踊る時間があったり、試合後には米津玄師さんの「馬と鹿」が流れて感動を更に盛り上げたり。
逆にニュージーランドvsアイルランド戦の時は私が知らない外国の歌が多く流れていました。
たぶん出場国のサポーターたちが喜びそうな曲を選んで流しているのでしょう。
まとめ。
チケット代はおそろしく高かったけれども、行き帰りの電車の中、そして試合中はもちろんその前後の時間をあわせて約8時間ほどめいっぱい楽しむことができたので、ぜんぜん惜しいとは感じませんでした。
むしろ、一生に一度しかできないかけがえのない時間を過ごせたことを考えれば、適切な値段だったかも。
しかーし。
2年近くに渡って続けていた「ラグビーワールドカップ勝手に盛り上げ隊」の活動も、もうすぐ終了。

さ、さ、さ、寂し過ぎる……。(涙)
とりあえず残りの2試合も目いっぱい楽しむぞ!