日本国中で盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ(RWC)。
2年近く前から自称「RWC2019勝手に盛り上げ隊」として、がんばって応援してきて本当によかった……。(感涙)

ニワカファンバンザイ!!
私だってちょっと早くから注目していただけで、ニワカにはかわりないですけれどね。
1年半前にがんばってGETしたのは10月19日(土)と20日(日)に東京スタジアムで行われた準々決勝2試合分のチケット。
どうやって手に入れたかは以下↓で詳しく書きました。

GETした時は「運が良ければ日本戦も観られるかもなぁ」くらいに思っていたのですが、まさかまさかのプラチナチケット化。
これ、勝手に盛り上げ隊へのご褒美だったのでしょうか……。(再感涙)
そしていよいよ、1年半ずっと待ちに待ちに待ちに待った10月19日(土)当日を迎えました。
なんだか数日前からドキドキが止まらず。
今まで大好きなアーティストのライブとか、憧れていた場所に行ける旅行とか、いろいろ事前に楽しみにしていたことはありましたが、「楽しみ過ぎる度」では56年の人生史上圧倒的No.1。
楽しみ過ぎて緊張が止まらず、軽く気持ちが悪くなったくらいでした。(アホです)
試合も楽しかったけれど国際交流がとにかく楽しかった!!
心臓バクバクさせながら飛田給駅へ。
実はこの日の午後、表参道駅近くで開催された「定年女子フォーラム」でお話をさせていただくという仕事が入っていました。

そのお仕事を終えたあと、友人と一緒に徒歩で渋谷へ行き夕ご飯を調達。
そして京王線に乗り、いざ飛田給駅へ!
東京スタジアムへ行くのは昨年行われた日本代表vsオールブラックス(ニュージーランド)戦を観に行った時以来だったのですが、その時は席がバックスタンド側だったため、調布駅からバスで行きました。
だから飛田給駅まで行くのは初めてだったのですが、RWC期間中は特急も止まるので迷うことなく行くことができました。
電車の中は緑の人たちでいっぱい。
この日はオールブラックスサポーターの方が圧倒的に多いだろうと思い込んでいたのですが、その予測は完全に間違いでした。
飛田給駅のホームに降りても、まわりはアイルランドサポーターだらけ。

こうした様子を見るだけでテンションがあがるあがる!
そして改札に到着。
この垂れ幕↓を見たら更にテンションUP!!
1年半の思いがこみ上げてきて、涙が出そうになりましたよ。(おおげさ)
飛田給駅前広場↓も緑の軍団でいっぱい。

スタジアムへと向かうアイルランドサポーターもオールブラックスサポーターも日本人もみんな笑顔。
歩いているだけで楽しーーーーーーーーーい!!!!!
そしていよいよ東京スタジアムに到着。
サッカーやライブの時などは「味の素スタジアム」とも言いますが、味の素はRWCのスポンサーではないので口が裂けても「味の素スタジアム」と言ってはなりませぬ。

ゲートに入る前の広場も、緑、緑、緑。
こんなおしゃれなおじさまたちも↓

座席に到着。
ゲートに入る前に荷物チェック、金属チェック、チケットのQRコードチェックを受けたのですが、この日は試合開始の3時間前に到着したのでほぼ待ち時間もなくすんなり入場できました。
とりあえず無料の給水場でお水をもらってから座席へ。
まだガラガラ~。

既にたくさん到着していた外国人たち、特にアイルランド人たちは通路の屋台でビールを飲みながら楽しくご歓談中で、すぐには席には着かないんですよね。
練習が始まる頃にはだいぶ客席も埋まってきました。

この中に、かのボーデン・バレットほかバレット3兄弟もいるはずなのですが、かなり後ろの席だったので顔の判別ができませーん。
練習の間、客席ではさまざまな余興があり、めちゃくちゃ楽しい時間を過ごすことができました。

ちなみにこの日の私のいでたちは、RWCオフィシャルグッズのレインポンチョ・オールブラックス版をはおり、顔には両国の国旗と国名が漢字で書かれたフェイスシールとニュージーランドの国名入り絆創膏。
翌日、このレインポンチョが嬉しい奇跡を起こすことになろうとは、この時は想像すらしていませんでした。
いよいよ試合開始!
和太鼓の音とともに選手入場。
テレビで観るよりも太鼓の音が数段かっこよく響いて鳥肌ぶわぁっ。
そして台風被害者への黙とうと国家斉唱。
泣ける……。
そしてお待ちかねのオールブラックスのハカがスタート。
昨年の試合で生で観た時に涙が出そうなくらいかっこよかったので、この日もとても楽しみにしていました。
ところが……。

勝利の雄叫びを跳ね飛ばすためのアイルランドのサポーターたちの大合唱(国家?)が大音響で響き渡り、ハカの声がまったく聞こえず。
うーーーー、残念無念。
でも、聞いたことがないようなすさまじい合唱は、それはそれで感動的だったし面白かったので、
許すぞ!アイルランド人たちよ!
試合自体はオールブラックスが一方的にトライしまくって大差をつけたため、正直あまり面白いものではありませんでした。
アイルランドの応援の方が10倍くらいすごくて、オールブラックス的には完全アウェイな状態だったのですけれどね。
試合終了後にも感動が!
勝ったオールブラックスはもちろんのこと、負けたアイルランドチームへの拍手や歓声がとにかくすごかった!
特にこの時↓
代表引退を表明したアイルランド代表のロリー・ベスト@RoryBest2☘️14年間代表として活躍し、キャプテンとして多くの功績を残しました。
最終戦となった会場では、拍手と歓声でインタビューが聞こえないほど✨1人の偉大な選手がグリーンジャージーを脱ぎました。#RWC2019 #ShoulderToShoulder pic.twitter.com/KYlAxPedKr
— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) October 24, 2019
このツイートにも書いてあるように、インタビューも何も聞こえないほど。
「割れんばかりの拍手」って言いますけれど、スタジアムが割れちゃうんじゃないかと思うくらいのすさまじさ。
実はこのロリー・ベストのことも引退することもこの時点では知らなかったのですが、アイルランドでは相当な英雄なのだろうなということだけはよくわかりました。
たぶんこの日のこの時間だけは東京スタジアムは日本からアイルランドにワープしていたのだと思われます。
ノーサイドの精神。楽し過ぎるコミュニケーション。
試合が終わった後、さぞかし緑の軍団たちはショックを受けているのかと思いきや、みんな笑顔笑顔笑顔。
本当に楽しそうにまたビールを飲みまくっていました。
サッカーだとフーリガン的なファンがいたり、ケンカが起きたりということがありますが、ラグビーの試合は本当に終始平和。
だからサッカーや野球のように、サポーターごとに席を分けたりもしないんだそうです。
ちょっとはしゃぎ過ぎている人はいっぱいいるのでラグビーに興味の無い近隣の人たちにとっては迷惑でしかないと思いますが、そうした様子を見ているだけでこちらも笑顔になるし、とにかく楽しかった!!
なんなら試合よりもサポーターたちの様子を観ている方が楽しかったくらい。
いろいろ話しかけられたりもしました。
トイレに並んでいたら、後ろにいたニュージーランド人らしきおばさまに、
「どっちを応援するの?」
と聞かれたのでオールブラックスのレインポンチョを指さしたらすごーく嬉しそうに、
「Thank You!」
と言われたり。
帰りの電車では私の顔に貼っていた国旗&漢字国名のシールを指さされて、
「すばらしい!フォーエバー貼っとけ!」
的なことを言われて笑いあったり。
そんなコミュニケーションがあっちでもこっちでも行われるので、試合だけではなく行き帰りの電車内や道程でもめっちゃ楽しむことができます。
残りの試合はもう少ないですが、これから試合を観に行く方は是非とも応援グッズ、できれば両国の応援グッズを用意して観に行ってください。
そして、海外のサポーターを見習って、恥ずかしがらずに思いっきりはっちゃけてください。
はっちゃけた方がぜったいに楽しめます。
日本人もかつてよりはずいぶんノリがよくなりましたが、まだまだ負けています。
翌日観た日本戦の日本の応援よりも、アイルランド人たちの応援の方がすごかった印象すらあったくらい。
選手が強くなるためにも、日本のサポーターたちももっとがんばらねば!!!
そして帰宅。
現地での観戦は想像以上に楽しくて、家に到着する頃にはヘロヘロに。
翌日もう一試合、しかも日本戦が控えているのに大丈夫かしら?
今日でこんなに疲れたのに、明日はどうなっちゃうんだろう?
……と心配になりつつも、一緒に観戦した友人と一緒にスポーツニュースを観ながらいつまでも余韻に浸っていたのでした。
翌日の日本vs南アフリカの観戦記はこちら↓
