4回の転職経験がある私。
前々々回と前々回の記事で、会社をクビ(雇止め)になった経験もあるということについて詳しく書きました。


記事を書いて投稿予約をした後、たまたまNHK「あさイチ」で取り上げていたPTG(Posttraumatic Growth)についての特集を見て、
あれ?これ自分がブログで書いたことにすごく近い?!
とちょっとびっくりしてしまいました。
会社をクビになった辛い体験を書くことによってポジティブシンキングができた。
「あさイチ」では、震災やがんの罹患経験という辛い体験を経験した人のPTGについて紹介していましが、それに比べたら私が会社をクビになったなんていう体験は、取るに足らないようなたいしたことがないことだと思っています。
私自身もそう自覚しているという前提で、以下はお読みください。
会社をクビになった時の辛い体験をポジティブに考えられるようになった。
私の記事「会社員人生の中でダントツ一番辛かったこと。クビ宣告された話Part2」の後半で書いたことを以下に再掲します。
ラジオ局に入社できたのはA社での広報経験があったから。
A社に入社できたのはクビ宣告を受けたから。
そう考えると、あの辛かった経験がその後のすべてに繋がっていたんですよね。
どんなに辛いことでも自分の糧になる。
そうポジティブに考えられるようになったのも、あのクビになった経験のおかげなのだと思います。
これ、まさにPTGだ……。
番組を見てそう思ったのです。
PTGには「話すこと」もしくは「書くこと」が有効。
番組では、
辛いことから少しでも立ち直るには家族や友人もしくは同じ体験をした人たちと話をすることが有効である。
話すことができないならばメモや日記などを書くことでも効果がある。
と紹介していました。
私もクビ宣告をされた時の辛かった体験についてはずっと誰にも話すことができなくて(周りに同じような体験をしたことがある人なんていなかった)、20年以上ずっと自分の心の奥底にしまいこんでいました。
辛いだけ、恥ずかしいだけの体験だと思っていたからです。
実際、記事を書き始めた時には「あの時は辛かった」で終えるつもりだったのです。
でも、書いているうちにいつのまにかPTG的な内容になっていたんですよね。
思い出すだけでも心臓が苦しくなるような思いに20年間ずっと囚われていたので、今回ブログで書いて本当によかった……。
これまで自分の転職体験を語ることがあっても、このクビになった体験だけはあえて避けていたのですが、これからは「自分の失敗&PTG体験」として堂々と話ができるようになったかも。
人の死が絡むような本当に辛いことではそう簡単にPTGの域にまでは到達できないとは思いますが、もしも人にも話せないような辛いことがあったら、書いて頭を整理してみるのは本当に効果的だと思います。
以上、経験者は語る。でした。