よもやま話

猫との生活を始めて12年。保護猫の選択は大正解だった!

50代、55歳で早期退職した私。

仕事を辞めたおかげで、愛猫と一緒に過ごす時間が格段に増えました。

ブログを書いていても掃除をしていても料理をしていても、常に猫が側にいる幸せは何物にもかえがたいものがあります。

もともと捨て猫だった愛猫。

虐待されたり野垂れ死ぬ前に我家に迎えることができて、本当によかった……。

保護猫・保護犬の選択肢があることをもっと知って欲しい。

友人に教えられた「保護猫」の選択肢。

愛猫が我家に来たのは2007年9月30日。

その時点での推定月齢は4か月。

逆算して6月1日を仮の誕生日ということにしているので、今日でもう12歳になります。

もともと犬派だった私。

しかし、猫を飼っている周りの友人たちから「猫はいいいよ~」と洗脳され続けた結果、だんだん「ひとり暮らしには猫の方が負担が少なくていいかも」と思い始めたのでした。

でも、飼うならアメリカンショートヘアーとかロシアンブルーとかがいいと思っていたので、友人に、

「人気の猫種は高いから、お金かかるしどうしよう?」

と相談したところ、返ってきた返答が……

「保護猫から迎えてみたら?」

保護猫??

犬や猫ってペットショップで買うものじゃないの??

今でこそ動物番組でも保護猫・保護犬のことを頻繁に紹介していますが、12年前はまだそうした活動について知る場が少なかったのです。

とは言え、あまりにも無知だった私。

「ネットでググればいっぱい保護猫を譲渡してくれるサイトが見つかるよ」

と教えてもらい、早速探してみることにしたのでした。

一目惚れしたのが今の愛猫。

保護猫サイトにはたくさんの可愛い子ちゃんたちが掲載されていました。

でも、いざとなるとどの子にしていいんだかさっぱりわからず。

何を基準にどう選んでいいのか……。

毎日毎日サイトをチェックしまくっていたある日のこと。

ある兄弟猫たちに目が釘付けになってしまったのです。

か、か、かわぇぇぇぇーーーーー。

これを一目惚れと言うのでしょう。

たくさんいる可愛い子たちがいるのに、なぜだかこの写真に心が撃ち抜かれてしまったのです。

そして、この左側の写真の女の子が我家にやってくることになったのでした。

保護猫・保護犬を迎えるメリット。

保護猫・保護犬を迎えることにはほぼメリットしかないので、今となっては猫や犬をペットショップで買おうなんて選択肢は私の中にはありません。

実際に私が感じたメリットは以下。

①命を救うことができる。

私の愛猫は段ボールに入れられて捨てられた子でした。

優しい人に拾われたからよかったものの、ひょっとしたら保健所で殺処分されていたかも知れません。

(そう考えるだけで涙が……)

保護猫・保護犬を迎えれば、人間の勝手で殺されてしまう動物たちの命を救うことになるのです。

②飼う前に性格や病気・障害のあるなしがわかる。

保護施設ではなく「預かりさん」と呼ばれるボランティアさんの所で暮らしている子だと、どんな性格の子かということがだいたいわかります。

例えば猫の場合、人慣れしていない子もいるので、犬との生活しか知らない私のような猫飼い初心者ならば、すぐに膝に乗ってくるような甘えん坊の性格の子を選ぶとよいかも知れません。

また、何らかの病気を持っているとか、障害があるかどうかということもきちんと説明が書いてあるので、あらかじめ知っておけるのも安心。

あえてそういった病気の子や障害のある子を迎えるという人も多いのですけどね。

私の場合は猫を飼うのは初めてだったので健康な子を迎えましたが、もしまた猫か犬を迎えるならば、病気や障害のある子もアリだと思っています。

③お金が殆どかからない。

ペットショップで買えば数万円以上かかりますが、保護猫であれば購入費はゼロ。

搬送費やワクチン注射代、任意の寄付金が必要な場合もありますが、せいぜい1~2万円で済みます。

私は愛猫を連れてきてくださったボランティアさんたちに交通費を含むお礼として1万円を支払おうとしたところ、不要だと固辞されたのですが、保護活動のための寄付金だと説明して受け取ってもらいました。

④お試し期間がある。

殆どの保護団体は1か月程度のお試し期間を設けています。

例えば、子供にアレルギーがあることが判明してしまった、先住猫との相性が悪すぎるなど、致し方ない理由が生じてどうしても飼えなくなった場合、団体に返すことができます。

もちろんあまり安易に利用してはいけない制度ですが、ペットショップで買った子を「無理だった」と捨てたり保健所に持っていくよりは何百倍もマシ。

初めて犬猫を飼うのが不安だという場合も、きちんとその旨を保護団体に説明して理解してもらった上で、お試し飼いしてみるのもよいかも知れません。

⑤おとな猫・犬を選択すれば育てるのが楽。

子猫や子犬は可愛いけれど、やんちゃで育てるのも躾けるのも大変。

愛猫もチビ猫だった頃は夜中に運動会を始めたり、カーテンをズタボロにしたり、布団にお粗相をしまくったり、それはそれは大変でした……。

でも、おとなの猫や犬であれば落ち着いているので、一緒に暮らすのも格段に楽。

いくら動物が好きな人でも歳をとってくると、やんちゃなおチビちゃんの相手をする体力気力がなくなってくるので、おとなの保護猫・保護犬を迎える方がよいんじゃないかと思います。

私も愛猫が天国に行く頃には60歳を超えていると思うので、次に迎える時はそうするつもりです。

⑥たくさんの可愛い子ちゃんたちがいる。

保護団体のサイトには、猫も犬もいろいろな子たちがいます。

サイズ、犬種、年齢等々、自分の暮らしに合った子を見つけることができます。

そもそもそんなにたくさんの子たちがいること自体、悲しいことなのですけどね。

保護猫・保護犬を迎えるデメリット。

保護猫・保護犬を迎えるデメリットもあります。

特にシニアのひとり暮らしには大きなデメリットも……。

①高齢のひとり暮らしだと審査に通らない可能性が高い。

ボランティア団体によっても違うのですが、殆どの場合は里親になるための厳しい審査があります。

私の場合も、正式に家に迎える前、一度ボランティアさんたちが「お見合い」と称して愛猫を我家に連れてきました。

お見合いの目的は「私が猫を気に入るかどうか」だとばかり思っていたのですが、本当の目的は別でした。

ボランティアさんたちが、私が猫を飼うのにふさわしい人か、猫を飼うのに適した家か等々をチェックするための「お見合い」だったのです。

それを知らなかった私は、愛猫を見てすぐに、

「この子に決めました!」

と言ったのですが、ボランティアさんから、

「いえ、里親さんになっていただくかどうかは後日返事します」

と言われてしまったのです。

(え???私はこんなに気に入っているのになぜ?????)

という怪訝な表情が顔に出てしまったらしく、もうひとりのボランティアさんが、

「大丈夫ですよ。お仕事をされて収入もきちんとあるようですし、おうちもキレイにされているので、OK出せますよ」

とおっしゃってくださり、ほっと一息。

その時に、虐待のために保護猫を引き取ったり、無責任な飼い方をする人がいるので、厳しくチェックするんだということを教えていただいたのでした。

殆どの保護団体では、以下の人たちをNGにしているか厳しい審査付きとしています。

  • 60歳以上(人間の方が病気になったり先に死んでしまう可能性があるから)
  • ひとり暮らし
  • 無職
  • 同棲カップル(別れた時に動物たちが捨てられることがあるから)

私、3年半後には60歳以上のひとり暮らしになる予定。

更にこのまま無職だったら、3つのNG条件に当てはまることになるので、保護団体側から断られる可能性がすごく高くなってしまいます。

嗚呼……。

でも、おとなの犬猫であれば60歳以上でもOKな場合があるので、それもあって次はおとなの子を迎えようと思っているのでした。

以前、高齢者やおひとりさまがペットを飼うことについても書きました。

おひとりさま高齢者がペットを飼うということ。先日、我が愛猫を年に一度の猫ドックに連れていき、血液検査、エコー、レントゲン、尿検査などなど、人間並みの検査をひと通りしてもらいました。...
おひとりさまがペットを飼うということ。むやみに多頭飼いはしない理由。ひとり暮らしをしているおひとりさまの私。 でも家族がいます。 もうすぐ12歳になる猫と暮らしています。 猫を飼い始めた...

②契約トラブルには注意が必要。

お迎えする子が説明と違っていたなどのトラブルが無いように、きちんとした団体からお迎えする方が安全。

相手が個人の場合も、変な人とかだと危ないので、事前に電話やメールで何度かやり取りをした方がよいと思います。

ちなみに私が愛猫を見つけたサイトは以下。

いつでも里親募集
里親募集サイトの中でもかなり歴史が古くて実績があり、全国の保護猫・保護犬たちを探すことができるサイトです。

まとめ。

純血種の犬猫をペットショップや信用できるブリーダーさんから迎えることも、けっして悪いことではないと思います。

でも、私の経験から考えると、保護猫・保護犬には本当にたくさんのメリットがあります。

こんな可愛い子↓と暮らすことができている私が言うんですから、間違いありませんよ。(親バカ)

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