50代、55歳で早期退職した私。
昨年10月に会社を退職したあと、健康保険は国民健康保険ではなく、辞めた会社の健康保険の任意継続を選択しました。
なぜなら、
任意継続の保険料の方が
国民健康保険の保険料より圧倒的に安かった
からです。
詳しくはコチラ↓の記事で書きました。

今回は、私と同じような理由で任意継続を選択した場合、いつ国民健康保険に切り替えるべきか。
……ということについて書いてみました。
国民健康保険料が安くなるタイミングを見極めてから切り替えよう!
Contents
まずは国民健康保険料の改定時期と保険料算定の仕組みを知る。
国民健康保険の月額の金額は、毎年4月に改訂されます。
ではどのように改定額が決まるかと言うと、前年の1月~12月の所得額等をもとに計算されます。
例えば、
2019年4月~2020年3月までの健康保険料(ア)は
2018年1月~12月までの所得額(イ)が基準になる
ということ。
つまり、(イ)の金額が低ければ、(ア)の保険料も安くなるということです。
任意継続の保険料がいくらになるか。
会社を退職した後に任意継続を選択していれば、2月か3月初旬頃までに次年度の保険料の通知が必ず届きます。
例えば、
2019年4月~2020年3月までの任意継続保険料(ウ)
が通知されるということです。
国民保険と任意継続の保険料を比較してどちらを選択するか決定。
国民健康保険に切り替えるべきかどうかは、3月中に見極める必要があります。
つまり、
国民健康保険料(ア)
任意継続の保険料(ウ)
このどちらが安いかを見極めるということ。
国民健康保険料の金額はネットで調べれば計算方法が出てきますが、自信が無い場合は区役所で聞けば教えてくれます。
もしも国民健康保険料の方が安いようであれば区役所で4月から加入する手続きをし、逆に任意継続は3月末で中止にします。
注意点。
国民健康保険と任意継続のどちらがよいかは保険料だけで比べられない場合も。
例えば、人間ドックの補助金や福利厚生が手厚い場合は任意継続の方がお得になる場合もあるので、そこもしっかり比較する必要があります。
退職して無収入になったタイミングが重要。
国民健康保険料は前年の所得額(イ)で計算するわけなので、会社を退職したタイミングも大きくかかわってきます。
私の場合は10月末で退職したので、
(イ)=2018年1月~10月の所得額
ということ。
つまり、10か月分の所得が翌年度の保険料の基準となるので、国民健康保険料(ア)も結構な額になってしまいます。
だから私は4月以降も任意継続を続けることにしました。
仮に3月末で退職してその後まったく収入がなかったとすると、
(イ)=2018年1月~3月の所得額
になるので、国民健康保険料(ア)もかなり下がり、任意継続の保険料(ウ)より安くなっていたはず。
その場合は間違いなく国民健康保険を選択したでしょう。
次の切り替えタイミング。
私の場合は2019年3月~2020年4月まで任意継続にしましたので、次の切り替えタイミングは2020年4月。
2020年3月の時点で、上記と同じく両者の金額を比較して決めるということになります。
私はこれを書いている3月時点で無職・無収入ですし、仕事をガンガンする見込みもたっていないので、今年(2019年1月~12月)の収入は昨年に比べて激減し、国民健康保険料もぐっと下がると予測。
もし本当にそうなれば、来年4月の時点で国民健康保険に切り替えるつもりです。
いずれにせよ、任意継続は2年が上限なので、来年秋には嫌でも国民健康保険に切り替えねばならないのですけれどね。
<後日追記>
この記事を書いた1年後、更に詳しく任意継続と国民健康保険の保険料について比較してみました。

まとめ。
- 4月~翌3月の国民健康保険料は前年1月~12月の所得額で決まる。
- 切替えのタイミングは4月。
- 3月中にどちらの保険料が安くなるか見極める。
私は早期退職したいと考え始めてから、いろいろ調べたり、綿密に準備をしてきました。

特に、「いったい自分は毎月いくら使っているんだろう」ということについては、事前にしっかり把握しておくべきだということを退職後にも実感することとなりました。

中でも、社会保険料、つまり健康保険料と国民年金の支払い額は、会社が補助してくれていた1/2も自分で負担せねばならなくなるので、結構な額に……。
国民年金については、クレジットカードのポイントを貯めたかったのと、一括支払い割引の恩恵を受けたかったので、保険料2年分を一括で支払う手続きを既に終えています。

2年分の390,480円(380,880円+付加保険料400円×24か月)の引き落としは来月の予定。
ぶるぶる。
そして健康保険任意継続の保険料1年分も、先日支払いを終えました。
その額、40万円超……。
国民年金は2年分、健康保険は1年分の前払いとはいえ、一気に80万円が飛んでいく~。
ひゃぁぁぁぁーーー!