>>こんな趣味どぉ?

朝ドラ「なつぞら」についてアニヲタ第一期生が熱く語ってみた。

現在56歳のおばさん女子である私。

この場でカミングアウトさせていただきますが、中学生の頃、かなりのアニメおたく(アニヲタ)でした。

ちょうど「宇宙戦艦ヤマト」が大ブームになった頃のこと。

私はヤマトではなくほかのアニメにハマっていたのですが、アニメ専門誌「アニメージュ」が創刊されたり、今ほどの大イベントではなかった「コミケ」が始まったりした頃だったので、第一期アニメヲタク世代と言えるでしょう。

大学生になった頃には他のことに興味が移り、アニメはあまり観なくなってしまいましたが、今でもたまにアニヲタ魂が「ひゃぁぁぁ」とうずくことが。

NHKの朝ドラの記念すべき100作目「なつぞら」の初回放送を観た時、私の心はみごとに撃ち抜かれ、「ひゃぁぁぁ」の連続だったのです。

昭和のアニメーション好きにはたまらない要素だらけの「なつぞら」。

朝ドラ「なつぞら」とは。

「なつぞら」について軽くおさらい。

東京で戦災孤児となった主人公・奥原なつ(広瀬すず)が北海道で牧場を営む家族に引き取られて成長し、やがて上京してアニメーターとなる物語。

朝ドラ100作目を記念して、過去の朝ドラ主演女優たちが大勢出演することや、TEAM NACSメンバー5人のうち3人が出演すること、内村光良がナレーションを務めることなどが話題になっている。

公式ホームページ↓

https://www.nhk.or.jp/natsuzora/

主人公たちのモデルとなったご夫婦とは。

この奥原なつのモデルになっているのが、実在したアニメーターの奥山玲子さん。

奥山さんのことは存じ上げなかったのですが、旦那様の名前を知って思わず「おぉっ!」と思ってしまったのです。

奥山さんの旦那様とは、小田部羊一さん。

このお名前、昭和のアニメを観て育った人なら、必ず何度もテロップで目にしていたはず。

その小田部さんが「なつぞら」のアニメーション時代考証を担当されているのです!

アニオタ第一期生としては、これだけでもう「ひゃぁぁぁ」なのでございますよ。

小田部さんの手掛けられた主な作品はWikipediaによると以下。(私の個人的な思いのある作品だけ抜粋)

  • 狼少年ケン(1963年) – 作画監督・原画
  • 太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年) – 原画
  • どうぶつ宝島(1971年) – 原画
  • アルプスの少女ハイジ(1974年) – キャラクターデザイン・作画監督
  • フランダースの犬(1975年) – 15話作画
  • 母をたずねて三千里(1976年) – キャラクターデザイン・作画監督
  • あらいぐまラスカル(1977年) – 原画
  • じゃりン子チエ(1981年) – キャラクター設定、作画監督
  • 風の谷のナウシカ(1983年) – 原画
  • 火垂るの墓(1988年) – 原画(ノンクレジット)

小田部さんは後にゲームのお仕事が主流となったため最近はあまりお名前をお見掛けすることはありませんでしたが、私のような昭和のアニメファンからすると、宮崎駿さんと高畑勲さんと3人1組という印象が強いのです。

特に「アルプスの少女ハイジ」のテロップでは、小田部さんのお名前の方が宮崎駿さんや高畑勲さんよりも目立つので、印象に残っている方も多いのでは。

素晴らしい作品をあげたらキリがありませんが、この3名の原点ともいえる作品「太陽の王子 ホルスの大冒険」は名作中の名作。

夏休みや春休みなどにテレビで放送する度に観ていたので、いったい何回観たやら。

つい数年前にもDVDをレンタルしたほど大好きな作品です。

特に故・市原悦子さんが声を担当している少女ヒルダのクールさがたまらん!

ナウシカや「もののけ姫」のサンに通ずるクールビューティなアニメキャラクター第1号と言っても過言ではないかと。

おっと、熱く語り過ぎてしまいました。

ごめんなさいよ。

昭和アニメの香りがするオープニングや劇中のアニメ。

オープニングや劇中のアニメが、これまた「ひゃぁぁぁ」の連続。

制作しているのは「ササユリ」と、我々世代には嬉しい「東映アニメーション」!

「ササユリ」は元スタジオジブリのスタッフだった舘野仁美さんが立ち上げた会社。

舘野さんはwikiによると私より3つ年上のほぼ同世代。

一方の「東映アニメーション」は今でも最大手のアニメ制作会社ですが、子どもの頃に大好きだった「レインボー戦隊ロビン」をはじめ、「狼少年ケン」「魔法使いサリー」「バビル2世」「マジンガーZ」などなど、半世紀以上も前から名作アニメを世に送り出しているので、殆どの日本人(多くの外国人も)がお世話になったことがある会社。

オープニングアニメがどちらの会社が制作したかはわかりませんが、絵のタッチや動き方は現代のアニメスタイルではなく昭和のアニメスタイル。

東映アニメーションの制作ではありませんでしたが、「アルプスの少女ハイジ」や「フランダースの犬」など「カルピスこども名作劇場」枠で放送していたアニメのオープニングを彷彿とさせるトーンに、心がキュンとなってしまうのは私だけでしょうか。

「なつぞら」オープニングに登場するキャラクターたち↓(公式ホームページより)

草刈正雄は「アルプスの少女ハイジ」のおんじ?!

ネットで噂になっている草刈正雄演じるおじいさんが「アルプスの少女ハイジ」のおんじをオマージュしているという説。

私も強くアグリー。

堅物なおじいさんが牧場で牛たちや藁を相手に黙々と作業をしている姿は、おんじ以外の何者でもない!

孤児で健気な女の子という主人公もハイジと重なります。

実際はどうだかわかりませんが、小田部さんの代表作である「アルプスの少女ハイジ」のオマージュだと考えると、より一層このドラマが楽しくみえてきます。

アニヲタ第一期生の体験談。

私がアニメが大好きだったのは今から40年も前のこと。

当時から活躍されていた声優さんたちが、ここ最近続々とあちらの世界に旅立たれてしまったのは寂しい限りですが、小田部さんのようにまだまだお元気な方々のお名前を拝見できるのは本当に嬉しいのであります。

40年前の第一次アニメブームの時は個人情報保護なんて考え方はなくて、アニメ専門誌に声優さんやスタッフさんたちの自宅住所や電話番号が普通に掲載されていました。

さすがに電話はしたことはありませんが年賀状は出したことがあり、ガンダムで知られる富野喜幸さんや大河原邦男さんからは律義に毎年お返事をいただいていたっけな。

ちゃんととっておけばよかった……。

まとめ。

「なつぞら」はまだ始まったばかりですし、今後どうなるかはわかりませんが、今のところはすごく面白い!そして泣ける……。

ウッチャンの「なつよ。」というナレーションを聞くだけで、涙ぽろぽろ。

<後日追記>

ウッチャンはなつのお父さんだったのね……。

だから「なつよ。」が切なく響くわけだ。ウッチャンすごい。

アニメのシーンがこれからどんどん増えていくことにも期待。

イケメン俳優さんたちがたくさん出演していることも目の保養になって楽しいのですが、広瀬すずちゃんの旦那さん(つまり小田部羊一さん)は誰になるのかな?

絵が上手い人ってことは……〇〇さんかな⁈

元アニヲタとして、「ひゃぁぁぁ」と身を震わせながら今後も「なつぞら」を楽しむ所存なのでございました。

 

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