50代、55歳で早期退職した私。
「長年の会社員生活お疲れさま!」と自分をねぎらうため、オーストラリアのメルボルン旅行に行ってきました。
前回はこの旅のメインイベント、フィリップ島ペンギンパレード・ツアーに参加して、幸せ過ぎる時間を過ごしたことについて書きました。

今回はメルボルン旅行記の第9回。
あっという間に迎えた最終日(2019年2月25日)。
日付がかわる夜中の0時45分発のフライトまで丸1日時間があるので、メルボルン市内をあちこち観光することにしました。
しかし暑い……。
この日の気温は30度をだいぶ超えていたので、当初予定していた計画を変更せざるを得ず……。
興味のある項目だけ読みたい時は以下の旅行記目次からどうぞ。

暑さを避けられる観光スポット、クラウン・カジノとヤラ川クルーズへ!
ホテルをチェックアウト。
あいかわらず食事は少ししかとっていない上に一昨日、昨日とかなりハードに歩き回ったにもかかわらず、朝起きたらかなり元気。
とは言え、フライトが深夜なので空港に向かうのは早くても夜の9時過ぎ。
それまで暑さに耐えながら動き回らねばならないので、チェックアウトの10時ギリギリまでホテルの部屋にいることにしました。
11時間も時間があるので、さてどこへ行こうか。
本当はブライトンビーチに行く予定をしていたのですが……。。
ブライトンビーチとは、砂浜に着替えや荷物置場として使われているカラフルな小屋が100軒近く並んでいることで有名なビーチ。
Apple公式サイトの「iPhoneで撮影する方法」にも出てくる、いわゆるインスタ映えスポットとして人気の場所です。
しかしGoogle Mapで「Beach Bathing Box」と検索してみたところ、駅から徒歩15分ほど歩かねばならないらしい。
この炎天下、そんなことしたら行き倒れること間違いなし。
そんなわけでブライトンビーチ行きはあえなく断念。
とりあえず、ホテルから近くて涼しくて時間が潰せそうな場所ということで、クラウン・カジノへ行ってみることにしました。
入念に日焼け止めクリームを塗りたくってからフロントに向かい、チェックアウトを済ませてスーツケースを預かってもらいました。
トラムに乗車&少し歩いてクラウン・カジノへ。
クラウン・カジノへは、セントキルダビーチに行った時と同じ96番のトラムに乗って、「Batman Park」で下車。
96番トラムはその名もズバリ「Casino」という停留所も通るのですが、トラムのフリーエリア外になってしまうので、ひとつ前の「Batman Park」で降りることをおススメ。
停留所のすぐそばにヤラ川が流れているのでそちらの方向に進み、橋を渡ります。

橋を渡る手前に「Crown」と書かれた建物がありますが、カジノが入っているのはこの建物ではありません。
ちなみにこの辺り一帯は、クラウン・グループの超高級ホテルや商業施設などが並ぶエリア。
最高級の5つ星ホテル「Crown Towers Melbourne」はすごくゴージャスなので、公式HPの写真を見ているだけで目の保養ができますよ。
ペンギンツアーの集合場所まで送ってくれたスタッフさんが教えてくれたのですが、全豪オープンの際、錦織圭選手と大阪なおみ選手は特別扱いなのでこの「Crown Towers Melbourne」に宿泊。
ほかの選手たちはグランドハイアットに宿泊するそうで、伊達公子さんや杉山愛さんはグランドハイアットで見かけたと言っていました。
真偽のほどはわかりませんけどね。
そんなセレブな話も聞いていたので、川を渡った右側に建っている新しくて立派な建物の方向を見ながら、「カジノはどこ?」と探しながら歩いていました。

「わからないよ~」と思ってフト左側を見たところ……

あった!こっち側だったのか!
なかなかベタな感じの建物がドカーンと建っていました。
人生初のカジノ体験。
カジノは56歳の人生にして初めての体験。
24時間営業しているカジノも、さすがに平日の午前中だったせいで人はまばら。
でも、ザ・カジノという雰囲気にちょっと怖気づいてしまいました。

遊び方なんてまったくわからないので、ネットで事前にいろいろ調べてあったのですが、受付でカジノの会員になると10Aドル分(約800円)無料で遊べるチケットがもらえるという記述を発見。
なのでまずは入口のそばにある受付に行ってみました。
「メンバー登録したいんだけど」的なことを言ったところ、愛想のよい女性スタッフからタブレットの画面に必要事項を記入してねと言われ、電話番号やメルアドなどを入力。
その場ですぐに会員カードと5ドルチケットを2枚渡されました。
これがその会員カード↓

女性スタッフが「遊び方の説明は必要?」と聞いてきたので、「お願いします」と言ったら、スロットマシーンのところで何やらいろいろ説明してくれました。
とりあえず5ドルのチケットを機械に入れて、1セントで1回スロットを回転。
「はいはい、そんな感じ!なにかわからないことがあったらまた質問してね~」
と言って、スタッフさんは去って行ってしまいました。
そのあとひたすら1セントずつ賭けてスロットを回転。
たまーに10セントほど当たるのですが、なにが楽しいんだかさっぱりわからず。
途中で、1セントずつでは永遠に終わらない気がしてきたので、2セント、5セントと増やしていったところ、やっと5ドル分が終了。
その時点で「あれ?今日は朝からまだ何も食べていなかったぞ」ということを思い出し、カジノと同じフロアにあるフードコートに行ってみることにしました。

食べたのは「ワンタン麺的」なもの。(16.8Aドル・約1,400円)

なぜ「的」を付けたかというと、ワンタンの皮がやたら硬くて何か違う食べ物だったからかも知れないから。
麺も硬くて消化に悪そうだったので、結局1/3くらいしか食べられませんでした。
食後、残りの5ドル分をほかのゲームで使おうと思ったものの、ルールとかまったくわからないので断念。
結局またひたすらスロットを回して5ドル分終了。
「ひょっとしたら自腹でゲームしたら大当たりするかも」などという邪まな考えが頭をよぎったので、1ドルコインを投入してゲームを続けてみたのですが、そんなラッキーなことが私の身の上に起こるわけもなく。
ひたすら淡々とスロットを回し続けて、私の初カジノ体験は静かに終了したのでした。
ヤラ川クルーズへ。
次の観光に選んだのはヤラ川クルーズ。
クルーズはまったく予定していなかったのですが、船に乗って観光するのは好きだし、クルーズだったら暑い中を歩かずに済むし、ペンギンツアーで一緒だったご夫婦が結構よかったと言っておられたので選択。
トラムでフリンダース・ストリート駅まで行って、そこから川を目指して少し歩くとチケット売場が見えてきました。
食事付きや2時間コースなどいろいろあるのですが、私は1時間コースのチケットを購入。(25Aドル・約2,000円)
チケット↓の右上に手書きで書いてあるのが乗場の番号(5)です。

川の方におりていくといくつか乗場があるのですが、木の棒の先にこれまた手書きで番号が書かれていました。
わかりにくいのですが、写真の右端に写っている木の先に「5」って書いてあります。
予定時刻より10分遅れて船が到着。

船の中はこんな感じ↓

普通のイスを並べただけという、なかなか見ない感じの船内。
冷房はきいていませんが、日陰の席に座ってさえいれば耐えられるくらいの暑さ。
トイレもあるし、無料のインスタントコーヒーと紅茶をセルフサービスで飲むこともできます。
暑い船内で熱い紅茶を飲みながら、沿岸の景色をボーっと眺めてのんびりとした時間を過ごしました。


ゼッタイおすすめ!とは言えませんが、時間があってのんびり観光したい時にはちょうどよいかと。
可愛らしいカフェで可愛らしいワッフルを食す。
船を降りたのは、乗った時とは逆側でした。
遅いお昼ご飯でも食べようかなと思っていたところ、ちょうど目の前に「southgate」という商業施設があったので入ってみることにしました。

中にはおしゃれなレストランや雑貨屋さんなどが入っています。
2階に上がってみたところ、とても可愛らしいカフェがあるのを発見。


この「Damon Bradly」というお店、スイーツ女子がヒーヒー言って喜びそうなメニューがいっぱい!
私はイチゴとアイスクリームが乗ったワッフルを食べましたが、日本人好みの甘さ控えめなお味で、大変おいしゅうございました。(18.95Aドル・約1,540円)

店員さんも感じがよかったし、川べりを散策がてら行ってみるとよいと思います。
甘いものを食べながらゆっくり休憩した後は、ココだけは絶対に行こうと決めていた「ビクトリア州立図書館」に向かうことにしました。
以下の記事につづく。
