50代、55歳で早期退職した私。
「長年の会社員生活お疲れさま!」と自分をねぎらうため、オーストラリアのメルボルン 旅行に行ってきました。
前回は帰国前の最後の観光を終えたところまで書きました。

今回はメルボルン旅行記の第11回。
胃の不調で波乱の幕開けとなったこの旅も、これで本当に終わり。
ステキな街メルボルン。
まだ旅をし足りないような、もう満足だと思えるような……。
興味のある項目だけ読みたい時は以下の旅行記目次からどうぞ。

JAL SKY SUITEで熟睡しているうちに楽しかった旅が終了。
Contents
Sky Busで空港へ。そしてチェックイン。
ホテルを出て、Sky Busの乗場へと向かいました。
バスの乗場は、サザンクロス駅の北側にあるセブンイレブン横の入口から入ったところにあります。
5分ほど待ったらすぐに2階建てのバスが到着したので乗り込み、1Fにスーツケースを置いて2Fの座席へ。
メルボルンの街よ、さようなら。ありがとう。
旅の余韻に慕っている間に、空港に到着。
バスは2か所停まるので、自分のターミナルが何番だか覚えておいて、そちらの停留所で降ります。
ちなみにJALはターミナル2です。
でも小さな空港なので、もし降りるところを間違えたとしても少し歩くだけで済みます。
JALのチェックインカウンターに到着したのは、出発時間のほぼ3時間前。
カウンターはもう開いていたので、チェックインを終えました。
出国手続きを終えてラウンジへ。
出国手続きは全自動式になっていて、機械にパスポートの顔写真があるページを置いてしばらくすると、顔がスキャンされて終了。
全自動の出国手続きはヘルシンキで初めて経験してちょっと驚いたけれど、各国で普及が進んでいるのね。
その後、免税店で小銭を使い切ることも兼ねてお土産を少しだけ購入。
空港内に紅茶専門店の「T2」もあるのかなと思ってちょっと探してみたのですが、見かけませんでした。
シドニーの空港にはあるようなのですが、メルボルン発祥のお店にもかかわらずメルボルン空港には無い様子。
買物をささっと終え、JALのビジネスクラス・チケットを持っていると利用できるMarhaba Lounge(マルハバ・ラウンジ)へと向かいました。
帰りもチマチマ貯めたマイレージの恩恵、ビジネスクラスJAL SKY SUITEのチケットを持っていたからです。

ラウンジで初シャワー体験。しかし……。
空港に早めに到着したのは、シャワーを利用したかったからでもありました。
丸1日外を歩いて、しかも日焼けクリームを塗りたくっていたので、そのまま深夜便に乗って眠るのはちょっと気持ち悪いかも、と思ったからです。
早めに到着したのは正解で、シャワーはひとつしか無いので後から到着した人たちは順番待ちをせねばならず、あきらめた人もいたようでした。
実はラウンジでシャワーを使うのは初めて。
ラウンジに入ってすぐ受付で「シャワーを使いたい」と言ったところ、ビニール袋に入ったバスタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、歯ブラシが入ったセットを渡してくれました。
貴重品以外の荷物を座席に置いてから、トイレの隣にあるシャワールームへ。
そして開けてびっくり。
なに?この汚さ。みずぼらしさ。


例えて言うならば安宿の共同シャワーみたいな感じ。
ちゃんとした脱衣場が無いし、前に使った人のシャンプーなどが散乱しているし、おまけにトイレは故障中。
でも実は、あらかじめ他人様のブログでマルハバ・ラウンジのシャワールームは酷いという記述を複数読んでいたので、「本当だ!」と笑っちゃったんですけどね。
パリの空港でシャワーを利用したことがある友人が、すごくキレイで良かったと言っていたので、普通はもっとちゃんとしているんでしょう……。
せっかくの初シャワーなのに残念過ぎる……。
シャワーを終えた後、なぜか私、「これじゃぁいかん」と思ってしまって、人の使いかけのシャンプーなどをすべてゴミ箱に捨て、キレイに片づけておきました。
JALさま。
清掃作業のバイト代、お待ち申し上げております。
軽食を取りながらブログ作業。
シャワールームはイマイチだったものの、すごくさっぱりしたのでシャワーしたのは正解でした。
ラウンジ内は全体的に狭くて、食事もそんなに豊富ではありません。

でも、温かい麺をオーダーできるのは嬉しいかも。

しかし残念ながら私はあいかわらず胃の調子がイマイチだったのでオーダーはせず、ちょこっとだけしか食べませんでした。(食べかけでごめんなさい)

ネギ餅、牛肉を甘辛く煮たもの、チキンカレー、フルーツ、日本茶だけ。
食べ終えた後、場所を移動。

あられとポテチをつまみながら、iPadでブログの下書き作業をしていたら、時間を持て余すこともなく搭乗時間になりました。

ぐっすり就寝。
飛行機に乗り込んで座席に座るとすぐ、この紙を渡されました。

メルボルンからの帰国便は、現地時間で夜中の1時過ぎに出発して、日本時間の朝8時過ぎに到着。
そのため、食事は朝ごはんしかありません。(アラカルト・メニューはある)
私は無理に起きてもまたたいして食べられないだろうと思ったので、「起こさないでほしい」にチェックしたのでした。
飛行機が離陸してしばらくしてシートベルト・サインが消えてすぐ、エアーウィーブのマットレスを敷いてシートをフルフラットに。
そして飲物のサービスも断って就寝。
途中1回トイレに行ったものの、約7時間ほど熟睡できたのでした。
飛行機内で熟睡する秘訣は以下の記事で書きました。

機内で朝食。そして成田空港に到着。
食事の用意をする音で目が覚めたので、せっかくだから寝ていないで朝ごはんをいただくことにしました。

おかずは美味しかったのですが、一番楽しみにしていたご飯がなんだか美味しくなくてちょっとがっかり。
行きの飛行機のご飯は美味しかったので、お米が違うのか、水が違うのか。
原因はわかりませんが、バカ舌な私でもハッキリわかるくらい、明らかに帰りの方が美味しくなかったです。(というか不味かった)
どのみち半分しか食べられなかったので、申し訳なかったんですけどね。
食事をしたあと、どんより恐ろしい色をしたすっぴんの顔を人前にさらすのは犯罪行為に等しいので、ささっとファンデーションだけ塗りました。
JAL SKY SUITEの窓側席はほぼ個室状態になるおかげで、そんなお見苦しい姿を誰からも見られることがありません。ありがたや。
そうこうしているうちに飛行機は成田空港に到着。

入国手続きも、パスポートの顔写真ページを機械に置いて顔をスキャンされて終了という全自動式でした。
パスポートにハンコが欲しい人は窓口に並べばもらえますが、私はスルー。
スーツケースを受け取って、Wi-Fiルータを返却し、リムジンバスに乗って帰宅。
「アタシをおいてどこいってたんだよー。ゆるしませんからねー」
と鳴き叫ぶ愛猫の顔を見て、
「あぁ、本当に終わっちゃったんだ」
と、実感したのでした。
楽しかった旅。
久しぶりのおひとりさま海外旅行ということで、行く前からなんだか緊張し過ぎていたのと、胃の不調が重なり、テンションが最低ラインからスタートしたこの旅。
でも、美しい風景、可愛い動物たち、陽気なオージーたち、ステキな街並みのおかげで、帰る頃には心から「メルボルンに来てよかった」と思える旅になりました。
今度いつ海外旅行に行けるかわかりませんが、今から既に「カナダかな~」「またロンドンもいいな~」などと、ググっている私。
マイルの期限を3年から5年に延長することができているので、がんばってたくさん貯めて、今度こそ体調も万全な旅を実現しますよ!

そしてずいぶん長い旅行記になってしまいましたが、みなさまにおかれましては、ご清読いただき誠にありがとうございました。
……と言いつつ、番外のメルボルン旅行の必需品編につづく。
