50代、55歳で早期退職した私。
「長年の会社員生活お疲れさま!」と自分をねぎらうため、オーストラリアのメルボルン 旅行に行ってきました。
前回はカジノ初体験とヤラ川クルーズ観光したことについて書きました。

今回はメルボルン旅行記の第10回。
この日は深夜の飛行機で日本に帰る日。
夜10時に空港に到着するとしたら、あと6時間ほど時間がある。
まずは必ず行くと決めていたビクトリア州立図書館に行って、そのあとどうするかは図書館でゆっくり考えることにしました。
興味のある項目だけ読みたい時は以下の旅行記目次からどうぞ。

美しい図書館見学とショッピング。そしてホテルで時間潰し……
Contents
メルボルン中央駅へ。
カフェ「Damon Bradly」でゆっくりまったりしてから外に出て、ヤラ川を渡ってからフリンダース・ストリート駅に移動。
ビクトリア州立図書館の最寄り駅であるメルボルン中央駅までは、本来ならばフリーエリア内なのでトラムで行くのが正解です。
でも、Mykiカードに無駄にチャージ額が残っていたので地下鉄で行くことにしました。
なぜ無駄なチャージをしてしまったかは、旅行記(4)で書きました。アホな理由です。

地下鉄といってもフリンダース・ストリート駅やサザンクロス駅は地上にあるのでちょっと紛らわしかったのですが、メルボルン中央駅は地下にあります。
とりあえず改札を出ようとしたのですが、とにかくすごい人。
メルボルンに来て初めて見る光景。
改札を出た先は駅ビルになっていて四方に通路があるため、図書館に行く方向がわかりそうにありません。
自称世界一方向音痴の私には、間違いなく反対方向に行ってしまう自信があったので、さっさと改札近くにいた職員さんに方向を確認。
聞かなかったらたどり着けなかったと思われます。
駅の天井を見上げたところ↓

美し過ぎる図書館へ。
立派な天井の下を通ってしばらく進んで外に出ると、目の前に図書館が見えてきました。

ただ、工事していたからなのかいつもなのか、この正面から図書館には入れなかったので、建物左側の道をかなり歩いてやっと入口に到着。
入口を入ってしばらく進むと、閲覧室がありました。

あれ???
確かにキレイだけれど、事前に写真で見ていたのとは違う。
普通の図書館なんですけど???
おかしいと思って警備員さんに聞いてみたところ、私が探していた場所はもっと奥の方にあることが判明。
そして教えてもらった方向に進んでいくと……。



8角形の美しい建物、
隅々まで歴史を感じる装飾、
放射線状に配置された机、
整然と並んだ書籍。
それらが一体となった巨大なアート作品を見ているよう。
メルボルンに来たら必ず行くべき場所と言われていることに納得。
エレベータで上から写真を撮ったり、下から見上げてみたり、しばらくその美しい光景に見とれてしまいました。
ひょっとしてナンパ⁈
うろうろ歩いていたところ、外国人男性が写真を撮ってほしいというので、室内を背景にした写真を撮ってあげました。
すると、
「自分はシドニーに住んでいて仕事で初めてメルボルンに来た。あなたはどこに行くの?近くの大聖堂には行った?案内してあげましょうか?」
などと言ってきたのです。
あらら~。ナンパされちゃったのかしら♪
……なんて一瞬思ったのですが、そんなわけない。
この男性、見かけは欧米系ではない外国人で(誤解を生むといけないので詳細は伏せます)、英語もナマリがあったので、オーストラリアで生まれ育った人ではなさそう。
そもそも自分もメルボルンに初めて来たのに、案内するってどういうこと?
自分はまだ30歳前後くらいなのに、あえてこんなおばちゃんに声をかけるってどういうこと?
私、そんなに簡単に騙されませんよ。
いやもちろん、本当に親切心で言ってくれただけかも知れないし、ひとりで観光するのが寂しかっただけなのかも知れないので、疑ってかかるのもよくないとは思っていますよ。
でも私。
疑り深いお年頃なので、「観光先で仲良くなった外国人から違法な荷物を運ばされた」なんて事件が頭の中をグルグルしてしまうわけですよ。
そんなわけで、にっこり笑って「ノーサンキュー」と言ってその場から立ち去りました。
しばらく図書館でまったり。
トイレに行こうとしてもその男性がいるのが目に入るので、休憩がてらしばらくレトロなイスに座ってまったりしていることにしました。
電灯も可愛い。

ボーっとしながら、このあとどうしようかと思案。
まだお土産を買い切れていないので、デパートにでも行ってみようか。
道に迷いながら辺りをうろうろ。
まずは初日に行って気に入った紅茶専門店「T2」の別の支店を探してうろうろ。
Google Mapを見ながら歩いているにもかかわらず、意図した場所にたどり着けない方向音痴の悲しさよ。
なんとか目指す「T2」は見つけたものの、次にデパートに行こうとしてもまた迷う……。
そんなことを繰り返しつつ、やっとお目当てのデパート「DAVID JONES」に到着。
化粧品などちょこっとだけ買物をした頃にはすっかり疲れたので、トラムに乗ってホテル近くのサザンクロス駅に戻ることにしました。
目指すお店がことごとくやっていない。
初日に飲んだフルーツジュースが美味しくて、その翌日にももう一度行ったのに閉店後で買えなかったので、今度こそリベンジ!
しかし今回も既に閉店していた……。
まだ明るいので夜7時を過ぎていることをすっかり忘れていた……。
がっかり。
仕方がないのでGoogle Mapで探して評判のよさげなカフェに行ってみるものの、ことごとくやっていない。
ついていない……。
サブウェイか、ハンバーガーのチェーン店に入るしかないのか?
と思って歩いていたところ、壁に自転車がくっついているなんだか不思議なスペースがあるのを発見。

そしてそこに台湾系と思われる「TEASER」という紅茶屋さんがあったので、「もうこれでいいや」と半ば投げやり状態でイチゴ入り紅茶を注文しました。(6.9Aドル・約560円)

メルボルン市内ではタピオカ入りのドリンクを売っているお店も結構目にしたので、日本と同じく台湾系のドリンクが流行っているのかも?
細かく切ったイチゴがいっぱい入っていて爽やかな味。
ちょっとスッキリしてまた体力が回復したので、近くのスーパーマーケットを探検してみることにしました。
スーパーマーケット「coles」で買物。
外国のスーパーマーケットは、その国ならではの雰囲気があったり、日本では見かけないものが売っていたりするし、ばら撒き土産用の安いお菓子を買うのに便利なので、必ず1度は探検してみることにしています。

実はあともうひとつ、ある目的がありました。
何年か前にシドニーに旅行に行った時に、たまたま食べてすっかりハマってしまったビネガー味のポテトチップスが買いたかったのです。
お菓子売り場を探したところ、あった!!

これ、お酢が嫌いな人が食べたら卒倒しそうなくらい酸っぱいのです。
でもその酸っぱさがなぜか病みつきになってしまい、忘れられない味だったのです。
胃の調子が悪いと言いながら、ポテチなんか買うなよって話ですけどね。(小さいサイズ3袋で4.65Aドル・約380円)
ただのジャンクなお菓子を買えただけのことなのに、なぜかすっかりメルボルンを満喫した気分になったので、観光はこれで終了することとし、ホテルに戻ることにしました。
ホテルで時間潰し。
飛行機のチェックインが始まるのは早くても3時間前。
あんまり早く空港に行っても居る所が無いと困るので、夜の9時過ぎになったらホテルを出ようと思っていたのですが、この時点でまだ夜8時。
預けていたスーツケースを受け取って、ロビーで時間を潰していることにしました。
一応フロントのスタッフさんに「出発までここに居させてね」と声をかけ、機内に持ち込む荷物とスーツケースに入れる荷物の仕分けを完了。
そのあとは、iPadでこのブログの原稿を書いたりして過ごしていたら結構あっという間に9時過ぎになったので、ホテルから徒歩10分弱のところにある空港行きのSkyBus乗場に向かうことにしました。
以下の記事につづく。
