前回の記事では、おばちゃんである私自らが「嫌われるおばちゃんとはこんな人!」ということを書いてみました。

でも、ネットで「嫌われる」「おばちゃん」で検索して出てくるのは、「私はなぜかおばちゃんに嫌われる」「バイト先のおばちゃんに嫌われるのはなぜだろう」など、おばちゃんに嫌われて困っている若者のつぶやきの方が多いのです。
ちょっと意外。
おばちゃんばかりが嫌われることを気にしているかと思ったら、若い人たちも気にしているのね。
そんなわけで今回は、「おばちゃんから嫌われる若者とは?」について私なりに考えることを書いてみようと思います。
おばちゃん族は若い人たちのことは好きですよ。
Contents
自分もいずれはおばちゃんになると気づいていない若者は嫌われる。
歳をとるとどうしても思考回路も動作も鈍くなってきます。
仕事が長時間できなくなったり、ちょっとしたことでも時間がかかるようになってきます。
若い人的には「ちっ!」って感じなのでしょうけれど、いずれ自分もそうなるのですよ。
おばちゃんやおじちゃんだって若い頃はあったわけで、自分がそうなることなんて全く予想もしていなかったのですから。
おばちゃんのことが疎ましいと思っていると、いずれ自分にはね返ってくるということを忘れてはいけませんよ。
おばちゃんに感謝しない若者は嫌われる。
言葉使いが多少ヤンキーでも、たまにため口を使ったりしても、案外おばちゃんは気にしません。
逆に「この子、私になついてくれているんだわ」と嬉しく思ったりもします。
でも、乱暴な物言いばかりしていてはダメ。
おばちゃんの言うことを否定ばかりしていてはダメ。
たまにでよいので「ありがとう」「〇〇さんがいてくれているおかげです」と言ってあげれば、多少の失礼な言動があっても、おばちゃんは優しく許してくれます。
瀬戸内寂聴さんの若い女性秘書・瀬尾まなほさんが書かれた「おちゃめに100歳! 寂聴さん」を読んだことがありますが、瀬尾さんがまさにそのタイプ。
瀬尾さんの言葉使いや態度はかなり荒っぽいのですが、寂聴さんへの愛や感謝が深いからこそ、すごく良い関係が成り立っているんですよね。
おばちゃんを怖い人種だと決めつけている若者は嫌われる。
正直言うと、私も20代の頃は40代、50代の女性の先輩方がちょっと怖かった……。
でも、頼りにして話してみるとみんな親切にしてくれました。
私がおばちゃんになってからは、極度の人見知りが災いして自分から若い社員に話しかけるのがとても苦手だったのですが、逆に話しかけてくれるとすごく嬉しくて、単純に「この子いいこだわ」なんて思ったりしていました。
私みたいな人も意外に多いと思うので、近づこうともしなかったり、遠巻きにびくびくしたりしないで、挨拶からでもいいので思い切って話してみると好かれるようになるかも知れませんよ。
おばちゃんに媚を売る若者は嫌われる。
おばちゃん族は「さすが〇〇さん!」とか言われるのは大好きです。
たまに言ってあげると笑顔で木に登っていきます。
でも、全く心にも思っていないことを言ったり、あざとくすり寄ったりするのはNG。
おばちゃん族は人生経験豊富なので、変な魂胆をもってすり寄っていくとすぐにバレてしまいます。
おばちゃんの存在を無視した会話をする若者は嫌われる。
おばちゃんの多くは人の話を聞くことよりも自分が話す方が好き。
それなのに、若い人にしかわからないような話ばかりしたり、おばちゃんの言っていることを無視すると嫌われてしまいます。
かと言って、「聞き上手」状態でいるとおばちゃんは際限なく話し続ける可能性があるので、さりげなく話を切り替えるとか、その場を離れるといった術を身につけることも必要。
ちょっとでもこの人無理と思ったら、うまーく距離をとってうすーい関係でいるのが一番安全。
まとめ。
なんだかんだ言っておばちゃん族は若い人が好き。
私も大好きですよ。
年齢に関係なく、よい関係を築いていきたいと思っています。
だからみんな、私のことを怖がらないでね~。