私は現在56歳。
たぶんギリギリ「おばあちゃん」とは呼ばれない世代だとは思うのですが、立派なババアおばさん、おばちゃん世代です。
おばちゃんって悲しいかな、世間的には嫌われることが多い。
でも歳をとればとるほど、世間からなるべく嫌われないようにして、優しくしてもらった方がなにかと助かるわけです。
というわけで、恥を忍んで勇気を出して、おばちゃんである私自らが「こんなおばちゃんは嫌われる!」ということについて書いてみました。
「嫌われるおばちゃん」がどんな人かわかっていれば、「好かれるおばちゃん」になれるかも知れませんからね。
尚、これを書くにあたっては、なるべく独りよがりにならないようネットでググって出てきた若い人たちの意見も参考にさせてもらいました。
また、見本にしたいと思っている私の周りの「好かれているおばちゃん」のことも参考にさせてもらっています。
嫌われないおばちゃんを目指したい。(難しいけどね)
Contents
自分をおばちゃんだと認識していないおばちゃんは嫌われる。
まず「おばちゃん」って何歳くらの人を指すの?という疑問。
10代の人から見たら20代も既におばちゃんかも知れませんが、私個人の感覚でいうと、40歳を過ぎたら立派なおばちゃん。
「いやいや!」と否定する人もいるとは思いますが、
自分はいつまでも若い!
私はおばちゃんじゃない!
なんてことを言っていると陰で笑われているおそれあり。
もちろん自ら「私、おばちゃんでーす!」ってわざわざ言う必要もないですが、「違う!」と言い張るのは残念ながらみっともない。
いっそ認めて「ステキなおばちゃん」になることを目指した方が潔い。
更に言えば、いつまでも若いと思って年齢不相応なファッションでいるおばちゃんもちょっと怖いですよね。
おばちゃんなのに膝上ミニスカートをはくとか、キンキラ装飾がついたデニムを着るとかも……(以下自粛)
態度・言葉使いが横柄なおばちゃんは嫌われる。
例えばタクシーの運転手さんやコンビニの店員さんに、ため口で横柄な態度をとるのはダメダメな行為。
相手がよく知った人でないならば、年上はもちろんのこと、明らかに年下の人に対しても敬語を使うのがおとなのマナー。
「タクシーの運転手さんに偉そうな言葉で指示をする男の人はモテない」とよく言われますが、男性に限らず女性の場合も同じですよね。
先日美容院に行った時、スタッフに不機嫌そうにため口でいろいろ言っていた隣のお客さん(おばちゃん)、怖かった……。
悪口が多いおばちゃんは嫌われる。
私も悪口は嫌いじゃないですけどね。
でも、本当に仲のよい人の間ならともかく、誰にでも悪口ばかり言っていると「この人、陰で私のことも悪く言っているんだろうな」と警戒されます。
怖い人だと思われてしまいます。
「あんただって同じじゃん」と心の中で思われているかも知れません。
自分は100%正しいと思っているおばちゃんは嫌われる。
人間という生き物は「自分は正しい」と思いがちな生き物。
人のことは批判しても、自分は正しいと思っている。
だいたいの人はほぼそんな感じなので(もちろん私も)、度が過ぎていなければスルーしてもらえますが、頑なに「自分はぜったいに正しい」「あの人の方が間違っている」としか考えられないおばちゃんは嫌われます。
何か批判的なことを言われた時、「なにをぉっ!」と思っても、いったん冷静に自分のことを振り返ってみることも必要ですね。
若い人を尊重しないおばちゃんは嫌われる。
私が世の中で一番嫌いな言葉は、
今どきの若いもんは!
というフレーズ。
自分たちも若いころにはぜったいに言われていたのに、なぜかそれを忘れて言いがち。
私のような50代は「機動戦士ガンダム」がブームになったこともあって、ニュータイプ、新人類とか呼ばれて「あいつら世代の考えていることはよくわからん」と悪口を言われたものです。
そんなことも忘れて「今どきの若者はダメだ」とか言うのってどうなんでしょうかね?
いろいろググって知ったのですが、古代エジプト時代の壁画に「今どきの若いもんはダメだ」的なことが書かれていたり、若い人の言葉使いなどを嘆く一節が平安時代の「枕草子」や鎌倉時代の「徒然草」に書かれているそうです。
その時代の人たちから見たら、今の年寄りたちなんてとんでもなくダメダメな人たちってことになりますよね。
若い人たちがダメ人間ならば、犯罪だって若い人しか起こさないはず。
マナーが悪い人は若い世代にもいるけれど、おじちゃんおばちゃん世代にだってたくさんいる。
若い人の方が知識を持っている分野もあれば、年寄りの知恵が助かる分野もある。
お互いの良いところを尊重しあいたいものです。
ネガティブシンキングなおばちゃんは嫌われる。
愚痴・不平・不満ばっかり言っている人に近づきたいとは誰も思いません。
いつも暗ーい顔ばかりしている人に近づきたいとは誰も思いません。
好奇心があって明るく笑いながら生きているおばちゃんは、いつまで経っても「可愛い」って言ってもらえるし、周りに人が集まってきます。
小汚いおばちゃんは嫌われる。
私なんかがおしゃれしても無駄。
……なんてあきらめてしまうと、小汚いおばちゃん、近寄りたくないおばちゃんになってしまいます。
安いファストファッションでもぜんぜんOKなので、見かけはこざっぱり保つべき。
ファッションセンスを良くするのは難しいですけれど、清潔にしているくらいなら誰でもできるはずですしね。
まとめ。
以上、偉そうに書きながら自己反省するところが多々あり……。
大汗かいちゃいましたよ。
たまにここに書いたことを読み返して、「好かれるおばちゃん」を目指そうっと。
ところで、ネットで「嫌われる」「おばちゃん」で検索していたところ、意外にも「私はなぜかおばちゃんに嫌われる」「バイト先のおばちゃんに嫌われるのはなぜだろう」といった若い人たちの投稿の方がたくさん引っかかってきました。
なので次回は逆のパターン、「おばちゃんから嫌われる若者とは?」について書いてみようと思います。