50代、55歳で会社を早期退職して、現在57歳の私。
私のTwitterを見てくださっている方々にはバレていると思いますが、「鬼滅の刃」にハマっています。
アニメを観たことがなく、原作漫画を読んだことのない人でも、「鬼滅の刃」に人気がすごいことになっているということくらいはご存知かと。
アニメのビジュアルはこんな感じ↓

画だけならば見たことありますよね??
社会現象になっているほどの大人気なのに、残念ながら周りの同年代の女性たちでハマっている人は少ない印象。
そこで今回は、鬼滅仲間を増やすべく、主に50代以上の女性たち向けて、
「鬼滅の刃」を観るべき!読むべき!
と思う理由について書いてみようと思います。
これだけの社会現象になっているということは、それだけやっぱり面白いってことなので、食わず嫌いになっているのは損ですよ!
「鬼滅の刃」はベルばら世代にもおススメ!
「鬼滅の刃」とは。
まずは「鬼滅の刃」についてのおさらい。
舞台は大正時代の日本。
家族たちを鬼に食い殺され、唯一の生き残りである妹・禰豆子(ねずこ)を鬼にされた竈門炭治郎(かまどたんじろう)が主人公。
禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊した炭治郎が、仲間と共に宿敵・鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)や鬼たちと死闘を繰り広げていく。
原作漫画。
作者:吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)
掲載雑誌:少年ジャンプ
連載時期:2016年2月15日 – 2020年5月18日
コミック版:1巻~21巻まで発売中。(23巻が最終となる模様)
アニメ版。
現在、コミック1巻~6巻までがアニメ化されており、2020年10月16日には映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(コミック7巻、8巻)の公開が予定されている。
2019年4月6日よりTOKYO MXほか地上波テレビで放送が始まると同時に、dTV、Amazonプライムビデオ、FOD、 GYAO!、ニコニコチャンネル、Huluなどの主要動画サイトで配信開始。
私はAmazonプライムで観ました。
映画も楽しみ!
先にアニメを観るか、原作漫画を読むか。
まずはアニメを観た方がいいの?
それともやっぱり原作から読むべき?
……と、もしも聞かれたら、迷わず、
アニメから観て!
……と、答えます。
Amazonのレビューなどでもさんざん書かれていますが、原作の絵はちょっと雑過ぎる……。
戦闘シーンも、誰が誰を切ったのかとか、わかりにく過ぎる……。
もちろん、すごく面白い内容ですし、動きの無い絵に限って言えば、すごく美しくてステキ。(ほめているのかけなしているのか)
とにかくあまりにもアニメ版のクオリティが高過ぎるので、原作がしょぼく見えちゃうのでしょうね。(フォローしているのかしていないのか)
特にアニメのアクションシーンは、息をのむ迫力。
そして美し過ぎる……。(ため息)
制作会社”ufotable”にひれ伏してしまいます。
但し……。
ガゼン面白くなってくるのは、7話辺りから。
観始めてイマイチだと思っても、しばらく見続けてください。
特に、炭治郎の仲間・我妻善逸(あがつまぜんいつ)が覚醒する(正確には眠る)、第12話「猪は牙を剥き善逸は眠る」は必見。
ギャーギャーうるさくて弱くて泣き虫なだけだと思っていた善逸が豹変します。

往年の少女漫画ファンもハマる理由。
「鬼滅の刃」が人気の理由については、さんざん語りつくされていますが、簡単にまとめると以下。
- 魅力的なキャラがたくさん出てくる。
- アニメのクオリティが素晴らしい。
- 敵である鬼の過去が悲し過ぎて泣ける。
- 家族思いの炭治郎の優しさに泣ける。
- 鬼殺隊のメンバーそれぞれの逸話に泣ける。
これ以外に、50代以上の女子向けに熱く語るとしたら、
昭和の名作少女漫画の、残酷だけれども美しい物語を読みなれた人ならば、すんなりその世界観に入れる。
……ということ。
例えば、萩尾望都「ポーの一族」。
美し過ぎる吸血鬼たちの物語。
「鬼滅の刃」の登場人物で、鬼の始祖・鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の美しさには、ポー世代もくらっとしてしまうはず。
こんなビジュアルですよ↓(アニメ版公式サイトから拝借しました)

とんでもなく残酷で最強最悪な悪役なのですけれどね。
我々世代の多くは「ベルサイユのばら」を読んだことがあると思うのですが、その外伝「黒衣の伯爵夫人」も名作中の名作。
16世紀末に600人以上もの少女たちを殺した、ハンガリーの伯爵夫人エルゼベート・バートリの実際の事件をヒントに書かれた作品。
めちゃくちゃおっそろしい話ですが、ゾクゾクしながら読んだ記憶。
「美」と「残酷」って、隣り合わせのものなのかと思ってしまいました。
「鬼滅の刃」でも、この「美」と「残酷」があいまった世界観に、どっぷり浸かることができます。
10代の頃に感じたあのゾクゾク感を、また味わうことができるのです。
作者の吾峠呼世晴さんは、性別を明かしていませんが、女性だという噂アリ。
もしもそれが本当ならば、女性漫画ファンにも受け入れ易いということにも妙に納得してしまいます。
まとめ。
私はアニメシリーズを2周り観たあと、コミック(電子版)も購入。
どひやぁぁぁぁぁーーーー!!!!!
嘘でしょーーーーーーー!!!!!
〇〇さんがぁぁぁぁぁぁ!!!!!(涙)
……という怒涛の展開が次々と待っていて、更に鬼滅沼にハマってしまいました。
50代以上女子のみなさま。
コレを読んでもしももしも興味を持っていただけたならば、まずはアニメ版を観てくださいね。
そして一緒に「鬼滅の刃」の魅力について語りましょう♪


鬼滅、すっかり乗りそびれていたのですが、りえさんの記事を読んでだんだん見たくなってきました^^
ずーっと気になってはいたのです、一昨年あたりのハロウィンのときに友人と「今年コスプレする人には何が流行りだと思う?」「鬼滅かなあ・・」という会話を交わして以来です。
いまどきのアニメやマンガは大人の鑑賞に充分耐えるどころか、大人でないと理解できないような描写やストーリーが描かれている作品がすごく多いと思います。
鬼滅も見応えがありそうですね!深そう・・!
りえさんが(とっても)こういう系の話題に通じてらっしゃる方なので思わず食いついてしまいますが、私も高校・大学と美術系でこういう話題・友人・知り合いには事欠きません。
しかし大人の女性同士で初めて知り合う方にいきなり「私、アニメ・マンガが大好きなんです!」と言うのが憚られるのはなぜなんでしょうね・・?
変な人と思われたくない、変わった人と思われたくない、という見栄のようなものがあって素直になれないところがありまして。
Chat-wa-kaiオタク部があったら事務局くらいはやれるかなあ、と思っていたりします(笑)
過去記事ももちろん食いつき読みしてます。
東映動画の話、ナウシカ、なつぞら、(『半分、青い。』も)、お話を聞いてみたいこと、お話ししたいことがたくさん!!
(「ナウシカ」の映画版と漫画版解釈についてとか)
もちろん長くなること前提に(笑)りえさんの「語り」をお聞きしたいです!
追記:
「なつぞら」記事を読みまして、
西荻窪の「ササユリカフェ」おすすめです。
Y様
鬼滅、本当におすすめなので是非観てみてください!
確かに、アニメ好き、漫画好きって言うのってちょっと恥ずかしいと思っちゃいがちですが、今どきの若い人たちは好きで当たり前ですし、50代はアニメを観て育った第一世代なので、堂々と言っちゃっても大丈夫かなって思っていますよん。
今度お会いできた時には、そんな話も是非しましょう!