世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。
自粛ムードで外出もままならない日が続いていますが、街歩きであればリスクも低いと思われるので、この機会にあちこち歩いてみようと思っているのであります。
もちろん、電車が混んでいない時間帯に移動する、人混みには近寄らない等々、細心の注意は払っていますけれどね。
今回の街歩きの行先は、書店・古書店が並ぶ「本の街」として知られた神田神保町。
しかーし!
書店巡りをしたわけではないし、そんなにあちこち歩き回ってはいませんので、「街歩き」と言ってしまってよいのかはちょっと微妙。
「本の街」を巡るのが目的ではなく、私の個人的興味を満たす街歩きだったからです。
猫とラジオドラマとグルメとボードゲームと。マニアにはたまらない街・神田神保町。
神保町に行った目的。
今回は以下3つの目的を果たすための街歩きでした。
- 猫本専門書店「神保町にゃんこ堂」に行く。
- 人気ラジオドラマゆかりのお店に行く。
- ボードゲームを買う。
なんともマニアック……。
猫本専門書店「神保町にゃんこ堂」へ。
神保町には猫好きの間では有名な書店があります。
「姉川書店」内にある「神保町にゃんこ堂」。
地下鉄の神保町駅のすぐ近くにある小さな小さな書店です。

パッと見は普通の本屋さんですが、中に入ると……。


猫、猫、猫。
猫の本とグッズしか売っていません。
以前行った時は猫と関係の無い本も少しあったのですが、店内はすべて猫本だけになっていました。
オリジナルグッズもたくさん売っています。
年々経営状況が難しくなっていた姉川書店を、娘さんのアイデアで猫本専門店としたことが大当たり。
今では全国から猫好きが集まる聖地となっているのです。
写真集、実用本、絵本、猫が題材となった小説やエッセイ等々あらゆる猫本が並んでいて、どれもこれも欲しくなってしまってどれを買おうか悩みまくり。
いっそ買い占めてしまいたーーーい!
実は、前回の記事で紹介した絵本「猫の建築家」「失われた猫」もここで買ったのでした。

「神保町にゃんこ堂」の魅力は猫本だけではありません。
店主のおじさまがとってもにこやかで感じよくて本当にステキなのです。
今回も、「本は買わなくても楽しんでいってくださればいいんですよ」と、にこにこ笑いながら応対してくださいました。
でも、1冊だけですがもちろん買わせていただきましたよ。
購入したのは、「キャプテン・マーベル」の愛猫グースと、アイアンマン、スパイダーマンなどアベンジャーズの面々をはじめ、X-MEN、ヴェノムなどマーベルのキャラクターたちとのほんわかしたやり取りを描いた漫画「マーベル・ミャオ」。
アメコミ映画も大好きな私にとっては、眺めているだけで萌え萌えが止まらなーーい♪

本を買うともれなく右下のオリジナルブックカバー(紙製)をオマケとしてもらえます。
※しかめっ面している猫はオマケではありません。
神保町にゃんこ堂の公式ホームページは以下↓
カレーの人気店「ボンディ」へ。
にゃんこ堂を出たら1時を過ぎていたので、ランチするためカレーの名店「ボンディ」へ。
書店・古書店が並ぶ「THE 神保町」な通り↓に、ボンディの入っている神田古書センターのビルがあります。

神保町はカレーライスの名店が多い街としても知られています。
有名店の中でなぜボンディを選んだかというと……。
私が1年ちょっと前まで勤めていたラジオ局の番組に、2006年から続いている大人気ラジオドラマがあります。
その主人公が勤めている会社が神保町にあるという設定なのです。
私が書籍編集の仕事をしていた時、そのドラマの脚本集を3冊担当しました。
この脚本集、それぞれ1,000ページ超のとんでもなく分厚い本で、ハンパない文字量。
文字校正や内容チェックは永遠に終わらないんじゃないかと思うほど、大変な作業でした。
その作業の中で、度々神保町に実際にあるお店が出てくるのです。
その度に、
美味しそうーーー!
食べたーーーい!
行きたーーーい!
と、半ば壊れかけながら叫んでいました。
でも、なかなか機会が無く、結局どのお店にも行ったことがありませんでした。
そこで今回神保町に行くにあたり、
そうだ!あのドラマゆかりのお店にも行ってみよう!
と思ったわけなのです。
ボンディは、神田古書センターの表口ではなくビルの裏側から入ります。
裏階段の途中にこんな表示が↓

私が行った時はこの表示↑の辺りには人がいなかったのでそのままお店のある2Fに向かって階段を進み、「15分~20分」の表示があるところで実際に15分ほど待って入店しました。

頼んだのはビーフカレー中辛1,500円也。

ほくほくのおいもが2個付いてくるので、結構ボリュームがあります。
ちなみに小食の私はご飯少なめでお願いしたので、通常のご飯はもっと多いです。
ご飯にチーズがかかっているのも嬉しいし、なによりカレーがとっても美味しい!!
辛さががつんとくるのですが、後味には残らないし、いくらでも食べられそう。
さすが大人気店。
ボードゲームのお店「すごろくや」へ。
大満足でボンディをあとにし、次なる目的のボードゲームを買うために「すごろくや」へと向かいました。
すごろくやがあるのはボンディと同じ神田古書センターの7F。
複数あるカレーの有名店からボンディを選んだのは、それが理由でした。

ここ最近の私のマイブームはボードゲーム。

自分でもゲームが欲しくなって、ボードゲームを扱っているお店としてはたぶん1~2位を争うお店、すごろくやに行ってみたいと思ったのでした。
そして実は、私がボードゲームにハマったのは、青山にあるほぼ日のギャラリーTOBICHIで開催されていたすごろくや主催のボードゲーム会にたまたま立ち寄ったことがきっかけだったのです。


お店の人からアドバイスをもらいながら、3つのゲーム↓を買いました。

帰宅後早速、猫を相手にカルカソンヌを自主練↓

レトロな喫茶店「さぼうる」へ。
次に向かったのは、やはり脚本集編集作業で何度も何度もその名前をチェックした神保町の名店「さぼうる」。
ラジオドラマの登場人物たちがよくたむろっている場所です。

ほほー。
こんなレトロで不思議でステキな感じのお店だったんだー。

とっても良い意味で想像を裏切られました。
店内もすごーく独特な雰囲気があってめちゃくちゃステキ♪

私はお店の雰囲気に合いそうだったので、コーヒーフロートを注文。

いい感じで映える~。
私の出身地・名古屋では普通ですが、東京でおつまみが出てくるお店って珍しいので、それもなんか嬉しかった♪
まとめ。
神保町の街歩きと言ったら本屋さん巡りを想像してしまうかと思うので、私の個人的趣味の場所しか紹介しなくてすみません。
でもでも、ほかにもマニアックな場所がたーくさんあるので、自分の趣味に合った場所を探して歩けるのも神保町の魅力かと。
やみくもにふらふら歩くより、行きたいお店を調べてから行くのがおススメです。
さて、次はどこに行こうかな。
これから春に向かって過ごしやすい季節になるし、街歩きはコロナウイルス感染のリスクが低いと思われるので、今後さらに積極的にいろいろな東京の名所に出向いてみようと思っています。


