実は私、今から半年ほど前、「早期退職宣言」と同時に「グレイヘア宣言」もしていました。
実際のところはまだなかなかグレイにはなっておらず、よく見ると茶色のメッシュが入っているかな?くらいの感じなのですが。
先日、Yahoo!ニュースのトップページに『「グレイヘア賛美に違和感も…」葛藤する40代、50代女性の本音を”美魔女”雑誌に聞く』という記事が掲載されていたので、自分がどうしてグレイヘアにしようと思っているかについて書いておこうと思います。
せっかく会社を辞めるのだから、自分も自然体でいようと思った。
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ベリーショートへの憧れが始まりだった。
私、なぜか若い頃から50代、60代になった自分をよく想像していました。
30代、40代がなんだか中途半端な年代に思えて、はやく50歳になりたいと思う変な人だったのです。
その時から、夏木マリさんや佐伯チズさんのベリーショートに憧れていて、50歳を過ぎたら私も挑戦しよう。なんならシルバーに染めたベリーショートでもいいかも。と思っていたのです。
染料アレルギーになってしまった。
そんな折、美容院でカラーリングをして帰宅後、頭がなんだかヒリヒリして、気づけば髪の生え際がカサブタだらけになっていました。
以降、普通のカラー剤は使えなくなり、ヘアーマニュキアで白髪を染めることしかできなくなってしまったのです。
マニュキアは髪が痛まないのはありがたいのですが、根元まで染められないので、カラーリング剤よりも頻繁に染めねばならず、かなり面倒なのが困りもの。
この頃から、しょっちゅう染めるのは面倒だし、憧れのシルバーに染めることもできないならば、いっそ白髪でベリーショートにしたい。50歳になったら挑戦しよう。と思い始たのです。
なかなか勇気は出ない。
しかし、実際に50歳になってみると、やはり勇気が出ませんでした。
年齢よりもふけてみられることは間違いがないので、そう簡単には踏み切れない……。
会社勤めをしていると、周りの目がきになるし……。
そうこうしているうちに、ヒタヒタと小さな足音をたてながらグレイヘア・ブームがやってきたのです。
そしてしばらくすると、近藤サトさんの白髪姿が注目を集め、「グレイヘア」が流行語大賞の候補になるくらいのブームとなり、ドスドスと大きな足音が私の耳元に聞こえてくるようになってきました。
これは私にも挑戦しろってことかい?
と、後押しをしてもらったような気になったのです。
早期退職宣言と同時にグレイヘア宣言をした。
ちょうどその時、会社を早期退職することも決意していました。
そしていよいよグレイヘアにすることも決意。
美容師さんに方法を相談したあと、仲良しの友人数人に、「会社辞める!」「グレイヘアにする!」と同時に宣言をしたのです。
すると、なんだかとても気持ちが軽くなりました。
会社から飛び出て自分のやりたい道に進むということと、白髪染めをやめて自然体の自分になるということが、共通することのように思えたのです。

美魔女を選択するか自然体を選択するか。
美魔女とまでいかなくても、年齢よりも若々しくいたいというのは、殆どの女性が考えていること。
それはそれでよいことだと、私も思っています。
でも、そもそも自分はどんなに磨いても美魔女にはなれないし、正直、一般レベルの人が美魔女を狙っても、単にイタイ人になるだけ。(辛口)
そんなイタイ人になるよりは、年齢相応のシワやシミや白髪が自然に見えるような女性になりたい。
と、私は思っているのです。
どっちを選ぶのが正解なのではなく、自分は自分の人生を生きればいいだけの話なのです。
いつになったらグレイヘアのベリーショートに挑戦できるか。
偉そうに書きながら、まだ茶色交じりの黒髪の私。
ヘアーマニュキアを徐々に薄い色に変えていく方式をとっているから時間がかかっているのですが、美容師さんに「もっと早くグレイにできないの?」とブツブツ文句を言ってはいるものの、すっぱり染めるのをやめてしまう勇気まではなかなか出ません。
新たな仕事を探している最中なのに、相手がびっくりしないだろうか。と、正直不安もあります。
でも、
はやいとこグレイヘアになって、初のベリーショートにも挑戦したい!
真っ赤な口紅を塗って、真っ赤なセーターを着るんだ!
という意気込みだけはあるのです。
グレイヘアの方がオシャレをしないとただの「くたびれたおばさん」になってしまうので、今以上にオシャレに気を使い、身なりも整えないとダメだな。ということを考えているだけでも、どんどん気持ちが明るくなってきます。
美魔女よりもグレイヘア。
それが私の選択なのです。