50代、55歳で早期退職した私。
私と同じく早期退職をした人や、定年退職した人の日常を観察していると、美術館巡りが好きな人はとても多い模様。
でも私は絵心もないし、芸術のこともよくわかりません。
現在プロのイラストレーターの姪っ子がまだ4歳とか5歳だった頃、よくお絵描き遊びに付き合わされていたのですが、既に私の絵の方が圧倒的に姪っ子に負けていました。
それくらい芸術的才能が皆無なのと、人にもまれながら絵を観るのが苦手なので、美術展を観に行くことは殆どありません。
美術館の雰囲気自体は好きだし、現代アートやお気に入りの作家さんの作品を観ることは好きなので、小さな美術館やギャラリーにはよく行くのですけれどね。
そんな私でも、ゴッホとなると話は別。
芸術的才能ゼロの私にとっても、ゴッホは別格。
しかもラッキーにも無料招待券をいただけていたので、上野の森美術館で開催中の「ゴッホ展」に行ってみました。

人気が高過ぎるゴッホ展はなるべく空いている時間を狙っていくのがおすすめ!
「ゴッホ展」概要。
「ゴッホ展」の概要は以下のとおり。
- 開催期間:2019年10月11日~2020年1月13日
- 開催場所:上野の森美術館
- 公式サイト:https://go-go-gogh.jp/
2020年1月25日~3月29日まで兵庫県立美術館でも開催されます。
上野には複数の美術館や博物館がありますが、上野の森美術館は私が利用した東京メトロ銀座線・上野駅からだと一番手前。
上野公園方面の階段を上がってすぐの場所。

チケット売場はこの入口↑に向かって左方向にあります。

チケット売場の裏にはコインロッカーと傘立てがあります。
チケットを買ったら入口に向かう前に、大きな荷物と傘は預けておきましょう。
音声ガイド。
音声ガイドのレンタル料は600円。
ガイドの声は女優の杉咲花さん。
ゴッホの弟・テオ役は小野賢章さん。
ゴッホやテオのイメージからするとちょっと爽やか過ぎる気もしましたが、耳には心地よい声でした。
混雑状況。
私は平日の11時30分に行ったので、チケット売場も入口にも行列はありませんでした。
でも、館内はかなりの人混み。
最前列で絵を観ようと思うとかなーりゆっくりなペースでしか動けません。
2列目、3列目でもOKならば、かろうじて自分のペースで観ることができる感じ。
土日祝日は相当混雑しているようなので、Twitter情報などで少しでも空いている時間を狙って行くのがおすすめです。
展示内容。
展示については私なんぞが詳しく語るまでもなく、素晴らしいのひとこと。
特に精神に異常をきたした後の作品の迫力には圧倒されます。
昨年原田マハ氏のゴッホとテオと浮世絵の画商を描いた小説「たゆたえども沈まず」を読んで以来、もう一度ゴッホの絵をゆっくり観てみたいと思っていたこともあり、とても満足。
尚、展示の半分ほどは彼に影響を与えた画家の作品なので、ボーっと絵だけを観ているとゴッホの絵と勘違いしてしまうかも知れません。(私だけ?)
作家名はきちんとチェックしながら鑑賞しましょう。
そんなに広い展示スペースではありませんが、音声ガイドを聞きつつわりと早めのスピードで進んで所要時間1時間ほどでした。
グッズ。
私は何も買いませんでしたが、グッズ売場も大混雑。
特にこのポスター↓に描かれているゴッホのコスプレ(?)をしたスヌーピーのグッズが大人気で品切れとなっているものも多いようです。

ついでに上野公園散策も。
上野公園は紅葉にはまだちょっと早かったですが、それでも気持ちのよい眺めが広がっています。

もちろん他の美術館や博物館や動物園に立ち寄るのもおすすめ。
この日はとてーも寒かったので、私は根津駅方面にさくさく歩いただけで帰っちゃいましたけれどね。
まとめ。
絵画鑑賞が趣味です。
なーんてことを言えるようになるには程遠い私でも、よいものを観て脳も感性も刺激されて元気になったので、「食欲の秋」だけではなく「芸術の秋」も堪能すべきだということを実感した1日となりました。
美術館というスペース自体がパワースポットのようなものですからね。
ちなみに私のパワースポット的おすすめの美術館は東京都庭園美術館。
旧朝香宮邸だった建物自体も素晴らしいし、庭園もステキ。
そして何より混雑していないのがよい!(人混み嫌いな私向き)
大規模改修が完了してからはまだ行っていないので、「芸術の秋」熱が冷めないうちに紅葉狩りも兼ねて行ってみようかな。


