ふるさと納税って興味はあるけれどめんどくさい。
説明読むのもめんどくさい。手続きもめんどくさそう。
正直、私はそう思っていました。
だから1度も利用してみたことがなかったのですが、会社を早期退職したので確定申告することは必須。
だったらついでにふるさと納税もやってみよう!と思い立ったのでした。
この時点で無知な私は確定申告をしなくてもふるさと納税の恩恵に預かれる「ワンストップ特例制度」というものがあることを知らなかったわけなのですが……。(恥)
そして退職前のまだ収入がある時に、4箇所の自治体に総額約8万円分のふるさと納税をしました。
ところが……。
ある人から、
「住民税って1年ずれて支払うわけだから、来年無職で無収入になるはやしさんは損しちゃうんじゃないの?」
って言われたのです。
「嘘!!損するの???」
ってめちゃめちゃアセったのですが、結論的にこれは完全なガセ情報でした。
ほっと一息。
こんな風に、ふるさと納税っていまひとつ理解していない人も多いわけです。(私も)
でも、実際に自分でやってみて感じたのは、
やらなきゃ損!!
手続き簡単じゃんっ!!
ってこと。
というわけで、まだふるさと納税をやったことのない人のために、余計な説明をなるべく省いて簡単にわかり易くその仕組みについて解説してみました。
ふるさと納税は嬉しくもあり楽しくもある制度。
Contents
結局のところ何がお得なの?
ふるさと納税をすると何がお得なの?
この回答はシンプルに、
返礼の品を実質タダでもらえること。
これだけです。
税金が安くなるということでは全くありません。
例えば3,000円のお肉が返礼品だったとしたら、この「3,000円のお肉」を得するだけということです。
但し、例えば「楽天市場」のふるさと納税サービスを利用すると、納税額分のポイントが付与されるのでその分もお得になります。
私は8万円のうち3万円のふるさと納税を「楽天市場」経由でしましたが、合計で1,000近い楽天ポイント(1,000円分)をもらえました。
これもちょっとお得ですね。
手続きはとても簡単。
手続きが面倒なのではないかということが私を躊躇させていた一番の理由なのですが、結論的には、
とても簡単!!
①確定申告をする場合。
私の場合は確定申告でしたが、そもそも確定申告自体が面倒かと思ったら、ネット上で必要事項を入力するだけなので意外に簡単。(確定申告についてはまた改めて書くつもりです)
確定申告の書類の「寄付金・ふるさと納税」の欄に必要事項を入れて、各自治体から送られてきた証明書を提出するだけなので、面倒だとは思いませんでした。
しかも自治体ごとに項目を分けなくても、全部まとめて入力すればOK。
②「ワンストップ特例制度」を利用する場合
申し込んだ時に送られてくる必要書類を自治体に送付するだけ。
但し、この制度を利用する場合は1年に5つの自治体までしかふるさと納税できません。
また、ほかの理由で確定申告が必要な人も利用できません。
つまり、ほぼ確定申告をしない会社員向けの制度ってことですね。
知っておくべきこと。注意すべきこと。
以下についてだけはきちんと理解しておくことが必要です。
①いつの収入が基準?
ふるさと納税は、
「ふるさと納税する年の1月~12月までの収入」に対する「所得税」と「住民税」が関係します。(ワンストップ特例制度を利用した場合は住民税だけ)
よく「1年の途中で失業した人は要注意」と書かれているので、私にガセネタを伝えた人もその言葉に惑わされたのだと思います。
私の場合、退職したのは10月末なので失業期間は11月と12月だけ。
1月~10月までは普通に収入があったので、その10か月間の収入に対する所得税と住民税からふるさと納税した分が控除されることになります。
もしも3月くらいに会社を辞めていて、年収がちょこっとしか無かったにもかかわらず8万円もふるさと納税をしていたら、間違いなく損していたとは思います。
②限度額の確認は必須。
自分の年収のほか、税金を計算する時に控除される「社会保険料」「生命保険料」「扶養控除」「住宅ローン」がどの程度あるかによって、どれだけふるさと納税で「得できるか」が変わってきます。
自分のこの限度額を必ずチェックすることが必要です。
限度額を超えてしまうとすごく損してしまう可能性があるので要注意。
これだけは面倒でもきちんと調べないとダメです。
ふるさと納税のサービスをしている会社のサイトには必ずシミュレーションできるページがあるので、そこでチェックしてみてください。
収入額とは、①で書いたように「ふるさと納税する年の1月~12月までの収入」ですよ。
例えば「ふるさとぷらす」ならば⇒このページをクリック。
「楽天市場」ならば⇒このページをクリック。
③ちょこっとだけのふるさと納税はあまりお得ではない。
ふるさと納税には自己負担として必ず一律2,000円かかります。
納税する自治体の数が1か所でも複数でも2,000円だけ。
実際には違いますけれど、手数料みたいなものだと考えるとわかり易いかも。
例えば、10,000円のふるさと納税をして3,000円の返礼品をもらったとしても、2,000円の自己負担分が引かれてしまうので、実質的には1,000円分しかお得にはなっていないのです。
どうせならば、この2,000円分を差し引いてもお得だと感じるように、ある程度の額の納税をした方がよいかも知れませんね。
参考:私のふるさと納税。
私は以下の4つのふるさと納税返礼品を選択しました。
①Amazonギフト券
5万円の寄付で2万円のギフト券を送ってもらいました。
ただ、私の場合は返礼品が高額過ぎる問題で各自治体が自粛し始めるギリギリ前だったので大丈夫でしたが、残念ながら今はこの手の返礼品はもうありません。
※大阪府泉佐野市が返礼品とは別にamazonギフト券をプレゼントする大型キャンペーンを実施している。(2019年2月5日時点)
2万円ももらって気が大きくなって、ついAmazon Echoを我家に導入してしまったのでした……。

②前から欲しかったご飯釜。
もう何年も前から買おうか迷っていたご飯釜。
まさかふるさと納税の返礼品にはなっていないよね??
……と検索してみたら、ナント、あった!!!
おかげで炊飯器で炊くより美味しいご飯が毎日食べられるようになりました。
③1年分のタオル
年に1度、家中のタオルを買い替えるようにしているので、タオルを返礼品にしている自治体を探して申し込みました。
思ったより薄いタオルでしたが、さすが日本製。手触りも吸水性もすごくよいです。
④美味しい落花生。
なぜこれを申し込んだのか自分でも謎。
たぶんポチっとした時に落花生が食べたい気分だったのでしょうかねぇ……。
でもすごく美味しいので正解でしたけどね。(たくさん入っていてまだ食べきれていない)
まとめ。
とにかく限度額だけ気を付ければ、手続きは面倒でもないし、返礼品を選ぶのは楽しいので、躊躇しているのはもったいないと思います。
会社を早期退職して現在無職、無収入の私は当分ふるさと納税はできそうにありませんが、また仕事をしてある程度の収入が得られるようなことになったら、ぜったいにまた利用してみようと思っています。
はたしてそんな日は来るのか??