先日、Yahoo!映画での評価がめちゃめちゃ高いのが気になって、「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。
伝説のバンドQueenのボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描いた映画です。
Queen世代ではあるし、曲自体は良いとは思っていたものの、さほどファンでもなかったし、フレディについてはなんか変な人くらいの認識しかなかったのですが(本当にごめんなさい)、最初から最後まで心が震えました。最後の30分は涙とアドレナリンが噴出しまくりました。
事実とは違う部分もかなり多いようではありますが、それを差し引いたとしても、すべての音楽を愛する人に是非おすすめしたい映画です。

音楽関係のエピソードにももちろん心を動かされたのですが、ゲイまたはバイセクシュアルだと言われているフレディと、彼の周辺の人たちとの関係性の描き方が素晴らしく、人間ドラマとしても見ごたえ十分でした。
LGBTの方たちに思うこと。
映画の中では、フレディの元恋人で後に親友となったエミリー、そして最後の恋人ジムについて、男女の愛情を超えた人間としての愛情、友情、信頼で結ばれていた関係性が描かれています。
当時はまだLGBTに対する理解も殆ど無い時代でしたから、彼たち彼女たちの苦悩は今よりもっと深いものだったのでしょう。
先日試写会で観た「いろとりどりの親子」の原作者のアンドリュー・ソロモンさんもゲイなのですが、映画の中で自分の経験したことについての様々な思いについて語っていました。

今はだいぶ理解が進んだとは言え、LGBTであるがゆえに、カミングアウトできずにいる人たち、パートナーがいても法的な結婚ができない人たち、子どもを持つことができない人たちもたくさんいらっしゃると思います。
望むか望まないかにかかわらず、ひとりで生きていくことを心に決めている方々もいらっしゃるんじゃないかと思います。
私のこの「ヒトリデ倶楽部」は女性たちを対象として謳ってはいますが、そんなLGBTの方々にも参考になると嬉しいです。