シニアこそインターネットは活用すべき!
…と思っているのですが、それはなぜかと言うと、インターネットであれこれググると、あちこちに楽しそうなこと、しかも無料で楽しめることが転がっているからなのです。
以下は、そんな「楽しそうなこと」をネットで見つけたヨ!という例。
先日観た「判決、ふたつの希望」というレバノン映画があまりにもよかったので公式サイトをチェックしていたら、「モニター試写会員募集」という文字が目に入り、面白そうだと思って登録してみました。
すると早速試写会のご案内メールが!
しかも映画のタイトルも内容も、当日まで秘密とのこと。
おおっ。映画は大好きなので結構頻繁に観に行くのですが、事前にどんな映画かもわからないなんて、ドキドキする…。
そして当日。東銀座にある松竹の試写室に到着。
そこで配られたチラシで、ドキュメンタリー映画「いろとりどりの親子」を観ることになると知ったのでした。

ドキュメンタリーは自分では普段選ばないジャンル。ちょっと新鮮…。
どんな映画だったかと言うと…。
LGBT、身体障害、発達障害、犯罪を犯してしまった若者、そしてその家族の姿を追ったこの映画の原作は、24カ国語に翻訳されて世界的大ベストセラーになっている書籍。
世の中から見て「普通」と思われている人にも幸せがあって、そして不幸もある。
「普通」とはちょっと違うと思われている人にも幸せがあって、そして不幸もある。
幸せにはいろいろな形がある。
静かにそんなことを考えさせられた映画でした。
私はと言うと、たぶんいたって「普通」と言われる人のひとりだと思います。
今の会社では、ありがたいことにその道の第一人者と言われる小説家やデザイナー、クリエイター、アーティストの方々とお仕事をご一緒させていただく機会があったのですが、彼らは明らかに「普通ではない人」でした。
才能はもちろんなのですが、考え方や行動、異常なほどの記憶力等々が、とにかく普通じゃない。言葉を選ばずに言えば「変態」な人も多かったし、世間的には発達障害と言われる類の人なんだろうなと思える人もいました。
でもそのかわりに得たとも思える才能は本当にすごくて、「普通」の私から見るとうらやましくて仕方がありませんでした。
自分は人とは違うことをやりたい!人とは違う人生を送りたい!という願望がこんなに強いのに、どうして彼らと比べるとこんなにも「普通」なんだろう、と恨めしく思ってさえいたのです。
でも、ひとりひとり違っていて、ひとりひとりそれぞれの幸せがある。
ひとりひとりそれぞれの生き方がある。
それでいいんだよね。
自分が今、会社を辞めて新しい生活を始めようとしているからなのか、そんなことをずっと考えながら鑑賞していました。
さて、話を最初に戻すと、シニアの方の中にも映画が好きで試写会に行ったことがある人は多いと思いますが、ただの試写会より、今回のようなモニター試写会だとアンケートに協力するといった課題があるので、より特別感があるし脳みそも活性化できて面白いゾ、と感じました。
そんな機会を与えてくださった映画配給会社のロングライドさんには本当に感謝!(10月23日時点ではまだモニター試写会員の募集をしているみたいですよ)
そして、映画「いろとりどりの親子」、おすすめです。