将来もらえる年金見込額を確認した上で、50代、55歳で早期退職した私。
しかし……。
あーーー年金ってややこしい!わかりにくいっっっ!!!
…すいません。取り乱しました。だって本当にわかりにくいんだもん。
前回の記事で、年金のごくごくシンプルな基本を説明してはみました。

でもやっぱり一番気になるのは「じゃぁ実際どれくらいもらえるの?」ということではないかと思います。
ネットでググっても、「夫婦でだいたいこれくらい」という数字はよく出てきますが、おひとりさまの年金額がいったいいくらになるのか、という具体的な話はあまり見かけません。
だったら、恥をしのんで自分が公開してしまえ!
というわけで、専門機関が算出した私の年金見込額について、説明してみたいと思います。(ドキドキ)
30年間会社勤めをしていた50代おひとりさま女性。年金額はいったいいくら?
まず前提として、年金の保険料は月給とボーナスの額をもとに計算されるので、年収が高ければそれだけ年金保険料も高くなります。そして給付される金額も、当然ながら報酬が高かった人の方が高くなります。
なので、以下に公開する私の年金見込額が、どんな人にも当てはまるわけではないことは、あらかじめ承知しておいてくださいね。
私自身の基本データ。
最初に私の基本データ。
年金見込額は、60歳まで同じ会社に勤めていたという前提で計算されたものなので、55歳で早期退職したことは加味されていません。
- 1963年1月生まれ。
- 本記事公開時点で55歳と10か月。
- 22歳で会社に就職。
そして、受給額比較で重要となる年収はこんな感じでした。
ちょっと赤裸々な感じですけど、重要なポイントなので書ける範囲で明らかにしてみました。
- 22歳~28歳 普通の事務職会社員より多め。
- 28歳~31歳 国民年金のみ。厚生年金の受給資格なし。
- 31歳~38歳 正規社員としては平均より少なめ~平均
- 38歳~51歳 夜遅くまでバリバリ働いたのでそれなりの年収。
- 51歳~60歳 部長職の年収。(実際は55歳と9か月で退職)
幸運なことに平均より給与が高めの時期もありました。
でもそのかわり、国民年金にしか加入していなかった期間が3年あり、その間は年金の2階部分(老齢厚生年金)は積みあがっていませんでした。
ちなみにその理由は、28歳~31歳まで派遣社員だったから。
1991年~94年当時、派遣会社は社会保険に加入してくれなかったため、自営業と同じ国民年金第1号被保険者だったのです。
年収が一般の平均より少なめな時期も結構長かったです。
年金機構に問い合わせてわかった私の年金額。
そんな私の、年金機構に問い合わせてもらった年金額は…
月額約17万円
17万円の内訳は以下。
- 国民年金 約6万円(1階部分)
- 厚生年金 約11万円(2階部分)
※1階部分と2階部分の違いについては、前回の記事の図1を見てね。
前回の記事のリンクをもう一度貼ります↓

つまり、私は63歳から②をもらえる人なので(前回の記事の図2)、63歳からは11万円、65歳になると17万円を毎月もらえるようになるというわけです。
但し、もう一度書きますが、この額は、早期退職しないで60歳までは元の会社を辞める時点の報酬額が継続したと仮定して試算した額です。
つまり、実際には私は55歳で会社員じゃなくなり、2階部分の保険料は払っていない人になったので、これより実際はだいぶ減額されるはずです。
その減額がどれくらいなのかは全くわかりませんが、
月額15万円くらいに減っちゃうのかな?
63歳からもらえる額は9万円くらかな?
と、かなりアバウトに考えています。
<後日追記>
どれくらいの減額になるか2年分の「ねんきん定期便」から推定してみました。

女性おひとりさまの年金額について調べてみると、月額11万円〜14万円という解説が多いので、私が60歳まで仕事を継続していた場合の17万円というのはかなり多目の額だと思われます。
別に自慢したかったわけでもなんでもなく、会社をクビになるという辛い経験を経た上で朝早くから夜遅くまで馬車馬のように働いた会社員(男女差なく働いた会社員)の一例をリアルに書くために公表したものです。

生温かい目で見てやってくださいね。
まとめ。
いかがでしょうか。
同じ年代のヒトリデ族のみなさま、だいぶイメージできましたか?
ご自分が会社からもらう生涯給料が、私と比較して多そうだったら年金額も増えるし、少なそうだったら減りますので、あくまでもイメージだけ掴んでくださいね。
また、年金受給年齢になっても収入が一定額以上あると、年金は減額されてしまうことも承知しておいてください。
どうしてもご自分の正確な見込額を知りたい場合は、がんばって問い合わせてみるか、根性出して「ねんきん定期便」を読み解いてみてください。
突き放すような書き方で恐縮ですが、年金の計算はとんでもなく複雑で、「年金数理人」と呼ばれる数少ない専門家しかほぼできないので、仕方ないのですよ~。
年金額を知ることができたら、老後に必要な資金をざっくり試算してみましょう↓

こんにちは。友人に紹介されてブログをしりました。まだまだ熟読するには至っていませんが、まさに自分の境遇とぴったりすぎて、思わずコメントしています。私は1歳上で、今月早期退職に応募、今春に退職することで行動を起こし始めています。会社からは晴天の霹靂と引き留められておりますが、このまま安定でも安月給でいいようにこき使われて体が動かなくなる前に、残りのお仕事人生、気になることをやって後悔のないように生きたいと決意した次第です。こちらのブログ内容は耳が痛いことも多々ありますが(そんなに世の中甘くない)、しっかりと読ませていただきそのまま実行させていただきます。これからも期待しています!
bluew56さま
まずはコメント承認が遅くなって申し訳ありませんでした。
そして、ブログを読んでくださっていること、コメントをくださったこと、本当に嬉しいです。
ありがとうございます!
後悔しない人生の選択、是非応援させてください!
私より先輩ということなので、いろいろ既にわかっておられることばかりかと思いますが、手続き系の話などはリアルタイムで書いているので参考になるかも知れませんね(笑)。
引き続き是非よろしくお願いいたします!