海外ドラマ大好きな私。
55歳で早期退職したあと、時間があり余り過ぎて海外ドラマ好きが更に加速しています。
そしてただいま、Amazon Prime Videoで観ている「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」にどっぷりハマり中。
小学生の頃、アーサー・コナン・ドイルが書いたシャーロック・ホームズシリーズが大好きで読み漁り、20代後半に初めてロンドン旅行に行った時も、わざわざ所縁の場所にも行きました。
ホームズを描いたドラマや映画も、NHKで放送していた小説を忠実に描いたドラマ、ロバート・ダウニーJR主演の映画、ベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマなどを観たことがあります。
竹内結子さんがホームズを演じた日本版(Huluオリジナル)もなかなか面白くて一気観しました。
でも、私はこの「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」が一番好き。
一番ハマっています。
その理由は……。
自分の特異な人格に苦悩するホームズと、その苦悩に寄り添うワトソンの描き方が優しい。
Contents
「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」とは。
「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」の概要は以下。
ホームズとワトソンが現代のニューヨークで様々な難事件を解決する物語。
とある事情でロンドンからニューヨークに移住してきたシャーロック・ホームズと、元外科医のジョーン・ワトソンが、ニューヨーク市警の顧問として事件を解決していく。
ジョーン・ワトソンを演じるのは、映画「チャーリーズ・エンジェル」などに出演していたルーシー・リュー。つまり、ワトソンは女性という設定。
アメリカでは第6シーズンまで放送終了。第7シーズンで完結することが発表されている。

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」が面白い理由。
数あるホームズものの中で私がこのドラマに一番ハマっているのは、現代ならではの事件設定と、その解決までの過程が本当に面白いことはもちろんのこと、ホームズとワトソンの人間関係の描き方がリアル且つ優しくて、すっかりその虜になっているからなのです。
特異な人格を持った故の苦悩を描いている。
このドラマでは、ホームズが人並外れた記憶力、洞察力、集中力で事件を解決していく様子が描かれています。
一方で、他人の気持ちを考えることができず独りよがりで、悪態をついたり、平気で相手を傷つけるような行動をとってしまう人物。
その特異な性格により、ホームズが大切な仲間だと思っている人物からも、嫌われたり憎まれたりしてしまいます。
これ、ドラマの中でははっきりとその言葉は出てきませんが、発達障害とされる人、特にアスペルガー症候群の人の典型的なパターン。
エジソンやスティーブ・ジョブズ、古くはレオナルド・ダ・ヴィンチもアスペルガーだったのではないかと言われていますよね。
ワトソンがホームズの才能と苦悩の一番の理解者。
ホームズのそんな面倒な性格を理解し、時には厳しく、時には優しく諭すワトソン。
特に、ホームズが敏腕刑事と認めているNY市警のベル刑事と仲違いしてしまうエピソードが象徴的。
ホームズがベル刑事を心身共に深く傷つけてしまったことに対して、何がどうして悪かったのかということを厳しく諫めます。
そして徐々にホームズは、自分の行動や言動がなぜベル刑事を傷つけてしまったのかということを理解していくのです。
その後のエピソードでも、他人を傷つけてしまった後に深く苦悩し、相手との関係性を修復するために真摯に対峙する様子なども描かれています。
主演2人の演技がスゴい。
すごい早口で難しい言葉をまくしたてたり、突飛な行動に出たりするホームズを演じているジョニー・リー・ミラーは本当にスゴい!
セリフを覚えるだけでも相当大変なのではないかと推察。
そしてワトソン演じるルーシー・リューが、美人でクールでとにかくかっこいい!ステキ!
最初「ワトソンが女性だなんてあり得なくない?しかもアジア系?!」って思ったのですが、そんなことを思ってしまったことを深く陳謝。
ストーリーの面白さはもちろん、この魅力的な2人の演技に引き込まれてしまうのです。

余談:発達障害についての私見。
発達障害の人って、小中学生では6~12%ほどの割合でいると言われていますし、私も実際にそう診断された人や、たぶんそうだろうと思われる人を何人も知っています。
その全員に共通するのは、あることにおいては人並外れた才能を発揮しているということ。
その反面、うまく付き合うのはちょっと大変。
でも、あらかじめ相手の特質を理解していると、少々酷いことや意味不明なことを言われたりしてもあまり腹も立たないし、うまく付き合うことができるんですよね。
ワトソンがまさにそう。
ホームズに対してしょっちゅう腹は立てているけれど、一番の理解者になっているし、ホームズもそれがわかっているからワトソンから離れられなくなっているのです。
そもそも、誰にでも多かれ少なかれ何かしら発達不良なところってあるはず。
ちなみに私も、算数は結構得意なのになぜか数字が覚えられないとか(年号とか電話番号とか覚えられない)、相手の気持ちを考えずにハッキリものを言い過ぎるとか、異常に運動神経が鈍いとか、いくつか発達の不良点を自覚しています。
でも人並外れた才能は何も無いので、ただ単に記憶力が悪くて性格が悪くて運動音痴なだけなのでしょうけどね。
まとめ。
ホームズの特異な人格がどうこうということを抜きにしても、「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」はとにかく面白い!
おススメです!
先日までハマっていた「グッド・ワイフ」に続いて、最後まで一気観してしまいそうな予感。

でも「グッド・ワイフ」もほかの海外ドラマも、長く続いたシリーズって最後の方になるとちょっと「むむむ?」な展開になるものが多いのがちょっと難点。
「グッド・ワイフ」のスピンオフ「グッド・ファイト」も観てるんですけれど、なんだか話がどんどんトランプ大統領批判になっていっているのがどうにもこうにも……(以下自粛)。
「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」は最後までそんなことになりませんよーに。
心からのお願いでございます。

Amazon Prime Videoを観るなら、テレビにFire Stick TVを挿して観るのがおススメ。
先日の母の日に、ヒマだヒマだと嘆いている母親にもプレゼントしました。
「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」はHuluでも観ることができますよ。