早期退職したい、と思った時、必ず必要なのは、
毎月どれくらいの生活費が必要かシミュレーションすること
だということは以前にも書きました。

先日、知人の馬男さん(仮名)から、早期退職について相談を受けました。
行先にもよりますが、頻繁に海外旅行に行きたいのならば、夫婦で月額30万円はキツイかな、とちょっと思ってしまいました。
それと同時に、月々の生活費を想定する時に、「この費用忘れてない?」「チリが積もれば…で生活費を圧迫するかも知れないよ」と思い当たる項目がいくつかあったので、まとめておこうと思います。
思っている以上にかかる生活費。
私も当初、生活費のシミュレーションは記憶を頼りに計算、つまりかなり適当に計算していたのですが、家計簿を使って実態を見てみると、そこには結構なギャップがありました。
そんな自分の経験を踏まえると、もしも本当に早期退職を考えているならば、少なくとも半年~1年間は実際の支出額をウォッチしておくことをおすすめします。

すると、以下のようなついつい忘れがちな費用項が見えてきます。
社会保険料(健康保険料、国民年金保険料)
会社員時代は、振り込まれた給料からは既に引かれているため、忘れがち。
要注意ですぞ。
公共料金
電気代、ガス代、水道代は忘れないと思いますが、意外に漏れがちなのがNHKの受信料。
衛星契約でも月に2,000円強なので、たいしたことがないとも言えますが、チリ積も的な費用だとは思いますし、1年分前払いにしていると一気に24,000円強の引き落としがあるので、結構な痛手に感じる場合も。
通信費
携帯電話料金だけではなく、自宅用のプロバイダー料金もお忘れなく。
車の維持費
車検代など、毎月かからない費用を漏らさないようにしなければいけませんね。
固定資産税
これも年に1度なので漏らしがち。要注意。
家のリフォーム代
大規模リフォームだと出費が数百万円単位になりますが、早期退職してから20年は生きるとしたら、避けるわけにもいかない費用ですね。
家電・電子機器の買い替え費用
エアコン、冷蔵庫、洗濯機は10~15年に1度は買い替えが必要。
パソコン、携帯電話にいたっては、3~4年に1度は買い替えが必要なので、その分の費用は確保しておけねばなりません。
ペットの医療費
ペットがいったん病気になると、その治療費は数万円単位で飛んでいくことが当たり前。
トリミングが必要なワンちゃん猫ちゃんであれば、その分の費用もバカになりません。
自分の介護施設・老人ホーム入居料
ここまで考慮しておく必要はないかも知れませんが、介護される身になってもある程度の生活レベルを維持したいと思うのならば、ある程度の蓄えを残しておく必要があるとは思います。

以上でまとめた以外にも、まだまだ見えていない費用があるかも知れません。
偉そうに書いている私自身も、実はちょっとまだドキドキなのでした。