世界中に感染が広がっている新型コロナウイルス。
暗いことを考えてばかりいると気分がめいるので、このブログでもあまり触れないようにしていました。
しかーし!
3月25日(水)の夜、とうとう小池百合子都知事が記者会見で、東京都民に外出自粛要請を呼びかけました。
そんな中で、ノー天気に街歩きネタを書くわけにもいかない……。
仕方がないので、おひとりさまの私がコロナウイルスについてどう思っているか、どんな対策をしているかについてちょこっと書いてみようと思います。
若者たちが死にゆく日本は見たくない。だから私は自粛する。
Contents
感染への不安が増したきっかけ。
正直なことを告白すると、感染拡大がアジア圏だけだった時は殆ど心配をしていませんでした。
インフルエンザとたいして違わなくない??
重症化する人の割合、少ないでしょ??
そう思っていたので、テレビで不安をあおるようなことを言っていても、さして気にもしていませんでした。
でも……。
感染が欧米にも広がり始め、トム・ハンクスまでが感染したというニュースにめちゃくちゃびっくりしたことをきっかけに、もっと真剣に考えた方がよいかもと思うようになってきました。
不安に思うこと。
コロナウイルスを不安に思うのは、自分が感染して死ぬのがコワイと思っているからではけっしてありません。
①人にうつすのがコワイ。
私だけではなく周りの人たちも、自分が感染することよりも、自分が感染源となって人にうつすことがコワイと口を揃えて言います。
ウイルスなのですから誰が悪いということは無いはずなのですが、やっぱり人に迷惑はかけたくないですからね。
特に私なんかは仕事もせずにふらふらしている身。
そんな私がふらふらした先でウイルスを拾って誰かにばらまくなんてことでも起こしたら、本当に申し訳ない。
感染症という病気になることよりも、
自分が感染者になる、
ということ自体がとにかくコワイのです。
②猫の面倒をみることができなくなるのがコワイ。
万が一即入院などということになったら、愛猫の面倒をみる人がいなくなってしまいます。
普通の病気や怪我であれば、友だちや家族に頼ることができるかも知れませんが、コロナウイルスの場合だと家を消毒するまで誰も立入りできないでしょう。
その間、愛する猫はどうなってしまうのか……。
動物と暮らしているひとり暮らしの人は、同じような不安を抱いているのでは?
自分もきちんと自粛しようと思ったきっかけ。
不安に思い始めてからもまだ本格的な自粛はしていませんでしたが、以下の情報を目にしてからは、私ももっときちんと考えようと思い始めました。
①欧米在住の日本人による日本人批判。
Twitterなどで、欧米在住の日本人が「日本人は甘すぎる」「自覚がぬるい」「このままでは取り返しのつかないことになるぞ」といった痛烈な批判をしているのを目にするようになってきました。
特に、とある海外在住者がSNSで書いておられた、
ロックダウンは自分が感染しないためとか、誰かに感染させないためではなく、“医療パンクを避けるため“。
なのになぜ日本人は批判的、非協力的なのだ?
という言葉に素直に反省。
もともと致死率の高くないコロナウイルスですが、感染者が増えればおのずと重症者が増えます。
重症者が増えて病院の許容範囲を超えると医療パニックが起きます。
医療パニックが起こると致死率が急激に上がります。
医療パニックが起こると、本来助かるはずの若者たちも死ぬようになるのです。
もちろん高齢者が死ぬのも大変なことですが、若者たちが死んでしまう日本を見るのはコワイ…。
それは絶対に避けなければいけないことだと気づかされたのです。
②英国人女性の決死の訴え動画。
ウイルスに感染して入院中の39歳のイギリス人女性が「自分は大丈夫だと過信してはダメ」と訴える動画に、私も過信しているかもと思わされました。
新型コロナウイルスに感染し、ロンドン市内の病院に入院している39歳の女性が、ICU=集中治療室から重症化するリスクを訴える動画がSNSに投稿され、注目を集めています。https://t.co/iAXOvn69xE
— NHK国際部 (@nhk_kokusai) March 24, 2020
③著名人の感染。
誰もがよく知る人物、しかも人を笑いで幸せな気持ちにさせてくれている志村けんさんが感染し、一時は重篤な状態に陥っていた。
この心配なニュースを聞いて、「コロナウイルス感染」に一気にリアリティを感じるようになりました。
<後日追記>
志村さんは残念ながらお亡くなりになってしまいました。
私の地元の隣街・麻布十番といえば志村さん。
何度か道ですれ違ったし、居酒屋さんでお見かけしたこともありました。
心からご冥福をお祈りいたします。
私のコロナウイルス対策。
手洗いやマスクの着用など、必要な対策はもちろん講じて居る講じているつもり。
もしも「外出自粛要請」がもっと強制力のある「外出禁止」になったとしても、私は日頃から防災グッズリストを用意して、必需品はローリングストックをしているので、さほど慌てることもないと思っています。

ローリングストックとは、例えば5個ストックしてあるカップ麺を1個食べたら、1個買い足しておくという方法。
これを日頃からしておけば、買い占めに走る必要もありません。
たぶん2週間程度であれば家から1歩も出れなくても餓死しない程度のローリングストック品はあるし、ちょうど賞味期限が切れそうな防災食用のリッツ缶とビスコ缶も開けようと思っていたところだったので、それでしのげば20日間くらいは大丈夫かも。
トイレットペーパーは近所のドラッグストアから姿を消したままだけれども、未開封のストックがあるから大丈夫。
猫のご飯もまだたくさんあるから大丈夫。
そもそもスーパーマーケットやドラッグストアは通常どおり営業しているわけなので、焦って買いに走る必要もないわけですしね。
もともと家にいるのが好きなインドア派なので、時間を持て余して困ることもありません。
Amazonプライムで映画や大好きな海外ドラマを観たり、YouTubeでボードゲームのルールを覚えたりしていれば、あっという間に時間も過ぎる。
本や漫画が読みたくなったら電子書籍版を買えばいいし。
誰かと話したくなったらビデオ通話すればいいし。
そもそも日頃から電車やバスに乗ってどこかに行くのは1週間に1回か2回くらいで、あとは家にこもって過ごしているので、日常生活とさして変わらない気がする……。(大汗)


まとめ。
まだまだこの映画のようなドラマのようなどこか現実味の無いパンデミック状態は続きそう。
だからこそ、ひとりひとりがきちんと自粛して、1日でもはやくこの悪夢から脱出できるようにしなければいけませんよね。
でも、自分が軽く考えていた時は、深刻に考えている人たちのことを「なぜ?」と思っていました。
逆に自分が深刻に考え始めたら、軽く考えている人たちのことを「なぜ?」と思うようになりました。
しかも考え方が反転したのは、ここ2、3日のこと。
そんな実体験もあるし、経済や文化活動への打撃のこともあるので、意見や行動や方針を統一化するのは困難だとは思ってます。
でも私は、イタリアやニューヨークのようになる前に、海外の人たちから日本は気づくのが遅過ぎると怒られないように、しっかり行政の指導に従う所存。
志村さんの死を無駄にしないためにも……。
『あんた神様?』
『とんでもねぇ、あたしゃ神様だよ!』
うーん、まさか志村けんさんがこんなに早く本当の神様になってしまうなんて・・・
私もまさにドリフ世代、小学生時代に例のお化け番組内で演じた志村けんを見て育った世代。
ですから、此度の訃報によるショックからは当分立ち直れそうにありません。
昨今のコロナ問題、国内でもだんだんと深刻な状況になりつつもどこか他人事だと思っている方々も多かったんじゃないかと思います。
言葉が適切かどうかはわかりませんが、その恐ろしさをまさかあの国民なら誰もが知る志村けんさんが身を以て示す形になろうとは。
そんな志村けんさんのあまりに辛すぎるメッセージを無駄にしないためにも、今まで以上に身を引き締めてコロナと闘っていきたい、そんな気持ちでいっぱいです。
経堂工場様
私もすごくショックを受けました。
志村さんが飲み歩いていた麻布十番の近くに住んでいるので、何度か姿を拝見しましたし、たまたま入った居酒屋でもお見かけしたことがありました。
志村さんの死を無駄にしないよう、私もこれまで以上に外出を控えるなど気をつけようと思っています。