趣味らしい趣味を持たない私が、いろいろなことをライトに楽しむための体験をしてみるシリーズ「こんな趣味どおよ?」。
今回は、老若男女だれでも楽しめるボードゲームの代表格「モノポリー」を初体験してみた時のレポートです。
いやもう、想像以上に楽しかった!奥が深かった!
戦略、先読み力、計算力、交渉力が試されるのがモノポリーの世界。
まずは、なぜ私がボードゲームに興味を持ったかという話。
私、「ほぼ日刊イトイ新聞(通称「ほぼ日」)」の読者でありファンなので、青山にあるTOBICHIをたまに訪問するのですが、ある時、ボードゲームのイベントをやっていたので見学していたところ、「はい、あなたはここに座って」と言われ、拒否る間もなくゲームに参加。気づいた時にはめちゃくちゃ楽しんでいる自分がいたのでした。
その時依頼、是非またボードゲームに挑戦してみたいという気持ちに取りつかれてしまったのですが、友だちなど周囲の人たちに「ボードゲーム楽しいよ~」と言っても、だれにも相手にされず……。
さすがにこればかりは「ヒトリデ」というわけにもいかず……。
そうこうしていたところ、糸井重里氏が会長を務めていることから、日本モノポリー協会の情報がたまに「ほぼ日」に掲載されていることを発見。
そしてそこで、月に1回、初心者を対象した「モノポリーナイト」というイベントが日本橋三越で開催されていることを知ったのです。
しかし1年近く、私のようなおばさんが行ったら疎まれないかしら?変な人だと思われないかしら?と、行く勇気が無かったのですが、「ブログのネタにするという大義名分(?!)があるんじゃない?」と思い立ち、やっと行く決心をすることができたのでした。
そして当日、11月24日の土曜日。
会場となる日本橋三越本館7Fにある「はじまりのカフェ」に到着。
開始時間の3時半になると、モノポリー協会の方々を含めて20人ほどの人が集まっていました。
まずは所定の用紙に名前とメルアドを、カフェの注文用紙に好きなドリンクを記入した後、グループ分けをされて、指定の場所に着席するよう指示されます。
私のグループは、先生となるモノポリー上級者の男性、私と同じく「ほぼ日」で知って初めて参加された40代くらいの女性(お子さんがいらっしゃるとのことだったので仮の名前ママさん)、三越のイベント案内で知って参加された推定70代後半くらいの品のよい女性(仮の名前マダム)の計4名でした。
ママさんは家族でたまにモノポリーを楽しんでいる経験者、マダムと私は全くの初心者です。
マダムは足も少しおぼつかないくらいの年齢。それなのにひとりでこうしたイベントに参加されるだなんて、その勇気と好奇心を見習うべきだわ!……なんてことを考えているうちに、ゲームがスタートしました。
ルールを簡単に説明すると以下。
サイコロを振りながらボード上の自分のコマを動かして、土地を買ったり、家やホテルを建てたり、自分の土地・建物のレンタル料を徴収したり、逆に他のメンバーにレンタル料を支払ったりして、相手を破産に追い込んで残った人が勝ち。
※「モノポリー」の意味:独占。専売。
サイコロの目や出たカードによって運・不運が決まるだけかと思いきや、家を買うかお金を残すか、どのタイミングで家を建てるか、相手の持っている不動産と自分の不動産の交換交渉をいかにするか等、かなりの戦略や瞬時の判断力が必要なのです。
たぶん、ルールを知っているだけの人とゲームをしたら、そこまでの戦略的なことは駆使しないまま、運だけで勝ち負けが決まってしまうと思うのですが、世界チャンピオンや、そのレベルに近い人たちがいろいろな駆け引きを教えてくれるので、いちいち「なるほどー」ということばかり。本当に奥が深いのです。

そして3時間の間、懇切丁寧な説明を聞きながら2ゲームが終了。
実は最初のゲームは見事に私が勝ちましたのよ。おほほ。
次はボロ負けしたので、ただのビギナーズラックだったんですけどね。
あっという間に時間が過ぎた。
とにかく本当に面白くって、3時間なんてあっという間でした。
しかも、通常料金2,160円のところ、初参加の人は半額の1,080円。
しかもしかも、ドリンク代も込みで、お土産として定価で買えば4,000円ほどするモノポリーをくれるのです。
なんという太っ腹!

終わった後は、ママさんと「ほぼ日」話で盛り上がり、次回のモノポリーナイトにも参加しましょうね、と約束して三越を後にしました。
なにしろすごく楽しかったし、将棋や囲碁やマージャンのように、シニアこそ楽しめるゲームだと思うので、趣味としては本当におすすめです。
もしも興味を持たれたら、是非挑戦してみてくださいね。
モノポリーに興味をもったら。
モノポリーナイトや、モノポリーの講座があるカルチャーセンターの情報については以下をご参照ください。
自宅でボードゲームを楽しむなら。
ちなみに、私がTOBICHIで体験して、ボードゲームに興味を持ったきっかけは「ナンジャモンジャ」というゲームでした。
ルールも超簡単だし、子ども、おとな関係なく、めちゃめちゃ盛り上がること保証します!
以下の「ミドリ」と「シロ」どちらかだけでもOKですし、ハマったら両方揃えると更に楽しめると思います。
モノポリーはこちら。いろいろなバージョンがありますが、まずはクラシック版からどうぞ。