50代、55歳で早期退職をした私。
33年以上会社員生活を続け、女性管理職として人事・総務部門の部長職を務めながらの決意でした。

早期退職を自分がしてみて、これだけは辞表を出す前にクリアしておくべき、終えておくべき、知っておくべきと思うことがありました。
もしも「自分も早期退職をしたい!」と思っていてこのブログにたどり着いたならば、行動に移す前に以下をチェックしてみてくださいね。
早期退職する前に最低限知っておくべき6つの項目とは。
最初に断っておきますが、ココに書くことは、「自分は早期退職をすべきか否か」とか、「早期退職をできるか否か」のチェックリストではありません。あくまでも、辞表を出す前に最低限クリアしておくことのチェックリストです。
Contents
年金の基本について知っておく。
生活資金が足りないのに、何も考えずに早期退職をしてしまったら、いわゆる老後破綻の状態に陥り「下流老人」になってしまいます。
<下流老人とは> ※知恵蔵miniより
底辺の生活を強いられ、貧困に苦しむ老人のこと。NPOほっとプラス代表理事の藤田孝典による造語で、著書『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』(朝日新聞出版)の中で「生活保護基準相当で暮らす高齢者、及びその恐れがある高齢者」と定義している。近年、増加傾向にあり、社会問題となっている。
そんなことになっては大変なので、やはり老後に必要な資金を計算して、それが確保できる状態になってから退職するか、退職してもなんらかの仕事は続けるべきたと思います。
その老後資金を知る上でも、まず最初に、年金の「基本のキ」だけでもいいので理解すること、自分はいつからどの程度の年金を受給できるかということを、把握しておくことが必要です。
年金についての最低限のことについては、以下の記事をご覧いただくとあらかた理解できると思います。


毎月の支出額を把握しておく。
これについても、老後の資金を計算する上で重要なことです。
退職する2~3年前から把握し始めて、更に退職後のつつましやかな生活に早く慣れておくためにも、節約できる費目を洗い出して、実際に節約を実行するのがよいと思います。
毎月の支出額の簡単な把握方法については以下の記事をご参照ください。


老後に必要な資金を計算しておく。
1と2を把握できると、老後に必要な資金計画が立てられるようになります。
最低限必要な資金を算出して、そこに+αで必要なものを足していくのがわかり易いと思います。



退職する前の住民税の額を把握しておく。
1年遅れて支払っていることを忘れがちな住民税。
退職後にドドーンとすごい額を支払うことになるので、この金額は別途確保しておかねばなりません。
年末調整の書類を見れば、1年分の住民税の金額がわかると思いますので、チェックしておいてくださいね。

生活に必要なインターネットの使い方に親しんでおく。
早期退職は、退職後に自立できる自信がある人が考えることだと思うので、自立した生活を送るためにもインターネットはガンガン活用すべきですね。
もちろん退職後は時間があるので、退職前に覚えておく必要もないのかも知れませんが、せっかくなら仕事をしながら覚えた方が一石二鳥。
私の周りにも40代、50代でパソコン仕事が苦手な人って結構いたのですが、仕事の効率を上げるためにも、リタイア後の生活を便利にするためにも、積極的にパソコンと向き合っておくべきと思います。

退職後の生活に有益なクレジットカードを作っておく。
クレジットカードを持っているけれど使わない人はいても、1枚もクレジットカードを持っていないという人はあまりいないとは思います。
5で書いたインターネットを活用する上でも、クレジットカードは必須なので、万が一持っていないのであれば、退職前に作っておきましょう。
ご存知のように、カードによっては審査が厳しいので、無職になってからでは希望のカードが作れないかも知れませんからね。
あと、退職後につつましやかな生活をする上で、日用品の購入にお得なカードを1枚持っておくのがおすすめです。
私も退職直前に楽天カードを作っておいたのですが、なんだかめんどくさいくらい頻繁にポイントキャンペーンのお知らせがあって、それらを登録しておくと1,000ポイントくらいあっという間に溜まります。
楽天であれば、たいがいのものは売っているので、そのポイントを利用してお買い物をすれば、すごくお得!
無職、無収入の私にはすごく助かるのです。
主に私は映画を観る時に楽天ペイを使っているので、たいていの映画は無料で鑑賞できているのですよ。
ポイント貯めるのは面倒だと思いがちですが、年間のポイント総額で考えると、結構バカにならない額になりますよ。
Amazonも最近クレジットカードに力を入れているようですが、どうなんでしょうかね?
楽天よりAmazon派の人は、こちらのカードの方がよいのかな?
でも実は、私がメインで使っているのはJALカードなのです。
電気代や水道代などクレジット払いができるものはすべてカードで支払って、マイルをチマチマ貯めて海外旅行に行くのが楽しいのでありますよ。
メインはJALカード、楽天でのお買物やedyのチャージなどは楽天カードと使い分けておるのです。

で、結局どのクレジットカードがいいのーー??
……と悩んだ時のオススメのサイトについては以下で書きました。

もともと私、一度スリに財布を盗まれたことがあり、それ以来現金は持ち歩かず、できる限りクレジットカードを利用するようになったのですが、お得がいっぱいあるので、もう現金生活には戻れません!
まとめ。
- 年金の基本について知っておく。
- 毎月の支出額を把握しておく。
- 老後に必要な資金を計算しておく。
- 退職する前の住民税の額を把握しておく。
- 生活に必要なインターネットの使い方に親しんでおく。
- 退職後の生活に有益なクレジットカードを作っておく。
早期退職は、会社や仕事が嫌だからではなく、老後の生活を明るく楽しく暮らすために選択すべきことだと思います。
早期退職には向いていない人もいると思いますし。

会社員生活時代よりも充実した日々を過ごせるよう、準備は念入りに!