よもやま話

定年年齢、継続雇用年齢引き上げのデメリット

早期退職まで10日を切ったタイミングで、安倍首相が議長を務める未来投資会議で、企業の継続雇用年齢を65歳から70歳に引き上げる方針を表明しました。

近い将来、定年年齢が65歳とするよう義務化されることは目に見えていたので、継続雇用年齢の引き上げも想定内のことではありましたが、私としては、とうとう具体化していくのね、という感想。

シニア世代が元気に生き生きと仕事を続けられるという意味では悪いことではありませんが、ついついデメリットが頭をよぎってしまう…。

大企業ならばあまり問題ないのかも知れませんが、社員数の少ない中小企業だと、若い人に入社してもらう人件費が足りなくていつまでも新卒採用ができず、平均年齢の上昇が加速してしまうおそれがあるんですよね。

ベテラン社員の知識や技術をウリにできる会社はいいけれども、新しいアイデアやイノベーションで勝負している会社は、やっぱり若い世代の発想力や機動力が必要。

例えば、私がまもなく退職する某社は、社員数が少なく、且つ、若い世代をターゲットとしている業種なので、社員の平均年齢の上昇というのはなかなか厳しい問題なのです。

当社のことはさておき、結局のところ、「ベテランさんたちにももっと活躍してもらおう!」とか、「女性にも男性と平等の機会を!」とかはカッコよく見せている建前であって、税金を払ってくれる人、社会保険料を負担してくれる人や企業をどうにかこうにか増やしていかないと、日本経済や社会保険制度が崩壊してしまうので、「シニアや女性にも働いてもらわないと困るんだから」、というのが裏に潜む本音なのですよね。

ふっ…。

人事の仕事を長年やっていると、この手のニュースはこんなうがった目でしか見れなくなっているワ…。

そんなわけで、現時点で私は「定年まで4年と3か月を残した早期退職」ってことになっていますけれど、早い時期に「定年まで9年と3か月を残した早期退職」ってことになっちゃうでしょうな。

 

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