長崎旅行記2日目。
投薬が必要な猫様のため、1泊2日だけの旅行なので2日目が最終日。
あっという間に終わっちゃいますなぁ……。

この日は朝から、今回の旅のメインイベント、軍艦島上陸ツアーに参加!
朝から雲ひとつない快晴。
風も殆ど吹いていない。
島に上陸できる確率は70%程度と言われているのでお天気がすごく心配だったのですが、間違いなく上陸できそう!!
楽しみだよーーーー!!!
長崎に行ったら軍艦島上陸ツアーには絶対に参加すべき!断言しちゃうよ!!
腹6分目の朝ごはん。
朝ごはんは昨晩の夕ご飯と同じくホテル内のレストラン・桃苑のビュッフェへ。
コロナウイルス感染予防対策として、ひとつひとつ丁寧にラップがかかった小皿を取る方式になっていました。
ご飯、お味噌汁、ちゃんぽんはスタッフさんがよそってくれるし、とても安心して利用することができました。
ただでさえ宿泊客が減っているのに、そんな仕事まで増えて本当に大変。
頭が下がる思いがしました。
ところが……。
近くに座っていた年配の男性客が、「ラップが取りにくくて面倒なんだよ」と文句を言っているじゃぁありませんか。
呆れてものが言えない……。
長崎2日目。朝食付きのパックを予約していたのでホテルJALシティ長崎の桃苑でビュッフェスタイルの朝食。ラップした小皿を取りご飯などはスタッフさんがよそってくれる方式。このあと船に乗るので少ししか取らなかったけれどちゃんぽんやトルコライスなどもあってメニューは豪華。もっと食べたかった! pic.twitter.com/xWndwDdi0m
— はやしりえ (@hitorideclub) December 1, 2020
普段は少ししか食べない朝食も、こうしたビュッフェだとついついあれもこれもとたくさん食べてしまいます。
でも、このあと予定していた軍艦島上陸ツアーで、万が一船に酔ってマーライオンになってしまった最悪のことを考え、 腹6分目に留めておきました。
本当はちゃんぽんやトルコライスや美味しそうだった中華のおかずをもっともっと食べたかったんですけれどね。
ツアー集合場所の埠頭へ。
軍艦島上陸ツアーの受付開始は9時45分だったので、1時間ほどホテルの部屋でゆっくりしてからチェックアウトをして、荷物を預かってもらいました。
私が予約していたシーマン商会さんのツアーが出発する常磐2号桟橋までは、ホテルから徒歩約10分。
近くてとても便利でした。
船の中のトイレはあまりキレイではないというイメージがあり、極力使いたくなかったので、桟橋近くのコンビニで少し買物をしてトイレを借りました。
でもでも!
船の中のトイレはすごく清潔でキレイで、しかもふたつもあったのです。
コンビニで済ます必要なんてなかったじゃーん。
今回のメインイベントは軍艦島上陸ツアー。予約してあったシーマン商会さんの乗場へはホテルから約10分。大きな船ではないから船酔いが心配だったけれど好天だったこともあって全然大丈夫だった。トイレが近い私にありがたかったのは綺麗なトイレがふたつもあったこと。ひとつはウォシュレットだった。 pic.twitter.com/5QHMUx90mL
— はやしりえ (@hitorideclub) December 1, 2020
何かで「右側に座った方がよい」と読んだので、良い席を確保するために受付開始と同時刻くらいに到着したのですが、既に何人かのお客さんが船の中に座っていました。
でも、一番右端に座ることができてひと安心。
そして念のため乗り物酔いの薬を、本来2錠のところ1錠だけ飲んで出発時間まで待機。
風が殆どなく波がおだやかだったこともあり、結局まったく酔うことはなかったのですが、この待っている間だけは船が結構揺れたし、日差しが強くて暑かったので、大丈夫かな~とちょっと不安な気持ちにはなってしまいました。
世界遺産や美しい教会を見ながらの航行。
30分ほど待ったあと、定刻通りに船が出発!
ほどなくして「右側に座った方がいい」という意味がわかりました。
軍艦島に到着するまで、世界遺産の三菱長崎造船所関連施設や美しい教会などをガイドさんの説明を聴きながら観ることができるのですが、その殆どが船の右側だからです。
軍艦島に向かう途中でも世界遺産の三菱長崎造船所関連施設のほか教会や海辺に立つマリア像などを見ることができた。海上保安庁の新造巡視船あかつきは後で調べたら2021年2月に鹿児島で就役するとのことだった。 pic.twitter.com/QB0fMDGkmO
— はやしりえ (@hitorideclub) December 1, 2020
ただ、軍艦島を周遊する時は2階のデッキに上がって見学できるので、なにがなんでも右側を確保した方がいいということではありませんので、ご安心を。
軍艦島を周遊。
あれこれ観られるし、美しい青空と海の景色が気持ちよくて、出発から軍艦島までの約45分ほどはあっという間。
いよいよ軍艦島こと、瑞島が見えてきた!
島にはトイレが無いため、上陸の少し前までにトイレを済ませておくようアナウンスがありました。
そして全員、2階のデッキへ。
ゆっくり1周、ガイドさんが解説しながら、島の周りを航行してくれます。
そしていよいよ見えてきた軍艦島こと瑞島。いやはやすごい。想像より何倍もすごい。島ごとコンクリートの廃墟というのがこんなにも迫力があるとは。周囲をぐるっと航行する間は船の2階に上がれるので乗客全員がしっかり見ることができるし写真も撮り易かった。 pic.twitter.com/QtHkSLexDx
— はやしりえ (@hitorideclub) December 1, 2020
ただただすごい。
すごいという言葉しか出てこないくらい、すごい。
あちらからもこちらからもスゴイ…と聞こえてくる。そして気づけば私もスゴイ…と独り言w pic.twitter.com/XUIoTXvgit
— はやしりえ (@hitorideclub) December 1, 2020
逆光側はおどろおどろしいくらいの迫力。映画のワンシーンのような映像が撮れた。 pic.twitter.com/JMmxgu7C4d
— はやしりえ (@hitorideclub) December 1, 2020
瑞島が「軍艦島」と呼ばれる所以がわかる、ちょっと引いた場所にも行ってくれました。

もう完全に軍艦にしか見えない!
この右奥で↓映画「新劇の巨人」が撮影されたという説明もありました。

どこもかしこも映えそうな場所ばかりなので、カメラを趣味にしている人は良いカメラと望遠レンズはゼッタイに持っていった方がよいと思いますよ。


上陸。圧巻の光景。
そして上陸。
見学場所は3か所。
どの場所にも、言葉を失うくらいの圧巻の光景が広がっていました。
そして上陸。とにかくすごくてずっと口あんぐり(語彙力)。こんなにカラスが似合う場所もないかも。猛禽類と思われる大きな鳥も飛んでいた。写真や動画ではなかなか伝わらないと思うけれど本当にすごい場所(完全に語彙力失う)。 pic.twitter.com/WIcl7TLiF6
— はやしりえ (@hitorideclub) December 1, 2020
わたしはイタリアが好きなので、ローマ時代やルネッサンス時代の遺跡や古い建物をいろいろ観たことがあるのですが、 それらとはまったくの別物です。
でも、島まるごとが朽ち果てたコンクリート建造物という様相は、2千年前の遺跡にも負けないくらいのド迫力。
あちこちに、たった50年ほど前まで住民たちが活き活きと暮らしていた跡が残っているのもとても興味深く、ガイドさんの話にいちいちうなづきながら聞き入ってしまいました。
地下まで下りるトロッコ乗場の跡↓

スカイツリーと同じ深さまでたった90秒で下りる高速トロッコに乗り、気温39度、湿度90%という過酷な場所で8時間も石炭を掘るという労働はかなり過酷で危険。
215名もの死者を出すという悲惨な事故も起きたとのこと。
その危険と隣り合わせの労働対価はかなり高く、当時の大卒初任給が5万円だったのに対し、炭鉱夫たちの給料は20万円~70万円ほどで、まだ8%の普及率だったテレビも島内では100%普及していたそうです。
こちらは子どもたちが遊んでいたというプールの跡↓

石炭を運ぶベルトコンベアの支柱↓

山の上のアパートはエリートさん用↓

昨年の台風で更に倒壊が進んでしまった建物↓

構造上、修復は不可能らしく年月がどんどん朽ち果てていくばかりだそうなのですが、そうなったらなったで、更にすごい光景となるでしょう。
また、人が住んでいた時は木々が生えない島だったのが、閉山してから徐々に緑が増えたそう。
今後更に増えると言われているので、数十年後にはリアル・ラピュタみたいになるかも知れませんね。
そんな頃にまた来てみたい!
まとめ。
長崎ツアーを予約した時には、まったく興味を持っていなかった軍艦島だったのですが、本当に本当に本当に、
行ってよかった!!!!!!!!!
軍艦島に行くために長崎旅行を計画してもよいくらいにおススメ。
写真や動画では、その迫力や素晴らしさはまったく伝わらないので、是非とも実際に観に行ってください。
ちなみに真夏は気温が47度まで上がったこともあったそうなので、避けた方がいいみたいです。
さて、こうしてツアーが終わって陸に戻ったのは13時過ぎ。
帰りの飛行機は17時発だったので、残りの観光はかなりの駆け足になっちゃいました……。
以下につづく↓
