当ブログを訪れて、「ヒトリデ生活」なんて自分には関係無いって思った方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
結婚して子どももいるから関係ないもん。
友だちたくさんいるから助け合うし、大丈夫だし。
果たして本当にそうでしょうか。
関係ないと安心していて大丈夫なのでしょうか。
誰でも「おひとりさま」になり得る時代。
死ぬまで「おひとりさま」にならない人はほんのわずか。
私が思う、将来に渡って「ヒトリデ生活」とはほぼ無縁なのは、以下の人たちだけです。
1)頼りになる子ども(または孫)がたくさんいる人。
2)仲良しの親類縁者がたくさんいて、且つ良好な関係を保っている人。
3)昔ながらの近所付き合いが深い地域に住んでいる人。
以上です。以上の人たちだけです。
以下の記事でも詳しく書きました。

自分の子どもが結婚しない可能性。
まずは、「えっ?私、子どもがいるけれど?」という人について。
そのお子さんが絶対に結婚して、絶対に子どもをじゃんじゃん産むという保証がありますか?確信がありますか?
シングルの私が言うのもなんなのですが、未婚の人の割合はどんどん増えています。
以下は内閣府の「未婚の進行化」というタイトルのレポートからの抜粋です。
<内閣府のHPより>
2015年は、例えば、30~34歳では、男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に1人(34.6%)が未婚であり、35~39 歳では、男性はおよそ3人に1人(35.0%)、女性はおよそ4人に1人(23.9%)が未婚となっている。
つまり、男の子のお子さんが1人しかいなかったとしたら、自分が70歳くらいになった時、35%の確率で結婚していないっていうことなのですよ。
恋愛は面倒だって言う若者がどんどん増えている上に、これだけ何かと便利な世の中になってくると、結婚という選択をしない人が増えてくるだろうということは、容易に想像がつきますよね。(VR技術の進歩とか…オソロシイ)
じゃぁ子どもが結婚しなかったらどうなるか。
100歳まで生きる世の中になる、ということも昨今よく耳にしますが、もしアナタが100歳まで生きて配偶者には先立たれているとしましょう。
独身の子どもも既に70歳前後。いくら長生き社会になるとは言え、70歳で死んでしまう人だってたくさんいるでしょうから、子どもに先立たれてしまうというケースだって十分にあり得るのですよ。そうなると、自分はひとりになってしまうわけですよ。
「老々介護」って言葉がありますが、今はまだ夫婦同士での介護、または年老いた子どもが親の世話をするという意味で使われていることが殆どですが、そのうち年老いた親が年老いた子どもの介護をする、というケースもどんどん増えていくでしょう。
ふぅ~。ちょっと暗い話ですね。少子化って大変な問題ですね。(おまえが言うなって話)
友だちだって歳をとる。
次に、たくさんいる友だちと助け合うから大丈夫、って思っている人について。
自分よりずいぶん若い友だちがたくさんいるなら別ですが、友だちだって歳をとる。歳をとった友だちのことを本当にいつまでも頼れるでしょうか。
これは私の80歳近い母親の話なのですが、母には学生時代からの親友2人がいて、毎年必ず旅行に行くのをずっと楽しみにしていました。
でも、1人に認知症状が出始めて、もう1人も体調が芳しくなく、旅行どころか会うことすらままならなくなってしまいました。
みんなが元気でずっと長生きできるとは限らない…。
ふぅ~。やっぱり話が暗くなってしまいましたね。
まとめ。
とにかく、核家族時代、少子化時代、未婚率進行時代に生きている私たちは、誰でもいつかヒトリデ生きていかなければならなくなる可能性があるということなのです。
「ひとりなんて可哀想ね」なんて言っている場合ではなく、自分も歳をとったらヒトリデ生きていかなければならないかもしれないってことを、しっかり認識しておくべきなのではないか、と思うわけなのです。